今日の問題提起:

世の中に普通に出回っているバッハ演奏では、いまだに楽譜の音価をきっちり守った演奏が当たり前のようですが、もうそろそろ卒業しましょう。バッハがどういう意図でその楽譜を書いたのか、世界の音楽学者たちの研究でたくさんのことが分かってきているのですから。あなたもぜひ勇気を出して、最先端の研究成果を反映した最先端のバッハを弾いてください。

ビデオの要約:

  • この曲の右手が左手と半拍ずれているのは、楽譜に書き表されたルバートだと考えられる
  • バッハのイタリア協奏曲第2楽章では、当時イタリア人歌手たちが即興でルバートして伴奏とずれる様子が細かく楽譜に書き表されている
  • ルバートなのだから、右手は左手の音のちょうど真ん中に合わせるべきでなく、もっと自由に揺れる

 

では、以上の解説を踏まえて、この曲を通してお聴き下さい。

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