今日の問題提起:
私が子供の時の記憶です。楽譜もなくレコードでこの曲を聞いていたのですが、どう聞いても冒頭の右手のソロが2拍子に聞こえるのです。そのレコードのピアニストは、すべての16分音符を一様にレガートで弾いていました。後になってこの曲を自分でも弾くようになって「なんだ、1小節ずつスラーが書いてあるじゃないか」と子供心に思ったものです。
では、そのスラーをどう演奏に反映させればよいのでしょうか?
ビデオの要約:
- この曲を知らない人が楽譜も見ずに初めて聴くと、アーティキュレーションを何もしないと何拍子か分からない演奏になる
- バッハは鍵盤曲にアーティキュレーションをほとんど書かなかった(弟子へのレッスン教材としての配慮)
- この曲はバッハの鍵盤曲としては異例なほどスラーがしつこくしつこく書かれているので、スラーをしっかり表現する必要がある
- スラーとスラーの間は、つなげずに隙間を空ける(つまりスラーの最後の音はいつも短く)
- スラーのない音(特にアウフタクト)は、一音ずつ隙間を空ける
では、以上の解説を踏まえて、この曲を通してお聴き下さい。
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