今日の問題提起:
「バロック音楽は楽譜どおりに弾かないほうがいい場合が結構あるらしい」という話を聞きませんか? これもその一つです。跳躍する16分音符の連続は「音符で書き表された分散和音」なのです。
今日から先、あなたが出会うどんなバッハの曲でも、16分音符で書き表された分散和音が出てきたら、今日の話を思い出して適用してくださいね。「バロック音楽らしいバッハ演奏」の第一歩です。
ビデオの要約:
- 16分音符のジグザグした動き(音符で書き表された分散和音)は、バロック音楽では楽譜どおりの音価で弾くことは無いと考えていい
- 弾き方その1:すべての音をスタッカート
- 弾き方その2:(この曲の場合は一音おきにジグザグしているので)2つずつ組にして重ねる
- 弾き方その3:1拍の16分音符4つすべてを(ピアノのペダルを踏んだ時のように)重ねる
- このような弾き分け(アーティキュレーション)は決まりがあるわけではないので、効果を耳で確かめながらいろいろ工夫できる
では、以上の解説を踏まえて、この曲を通してお聴き下さい。
質問や感想をお寄せください
いかがでしたか? あなたが初めて耳にする話題でしたか? それとも、もうご存じでしたか?
質問や感想など、お気軽にお寄せください。あなたがビデオを見てくださったと分かるだけでも私は嬉しいのです。