緑の中で勉強(写真付き)
2学期の定期テストを目前に控えて、娘がテスト勉強に燃えてます!
ここはチェンバロスタジオから車で5分くらいのところにある森林公園です。わざわざこんな所まで来てテスト勉強をするのには訳があります。まあ聞いて下さい。
テスト前ともなると、どこの家の子供もみんな余裕がなくなりますよね。っていうか、本人は至って余裕なんですが、親に余裕がありません。「そんな事してないで、英語の勉強は? 数学の勉強は? 理科は? 社会は? 国語は?」ってね。
するとどうなるかっていうと、子供は全然遊ばせてもらえなくなります。家に軟禁状態です。そのストレスで、家には居るんだけども勉強はちっとも進みません。
私の娘も同じです。親の方もストレスです。定期テストのたびに同じことの繰り返しです。何とかしなきゃ。
で、自然の中に連れて行ったらどうかな? と思い付いたんです。おにぎりを握って、おかずも詰めて、ベンチが埋まっているといけないから念のため敷物まで持参して、チェンバロスタジオの近くの公園に行ってみました。
すると、誰もいないんですね。大人も子供も、ほとんど人を見かけません。人がいないから尚更なのか、鳥がたくさん鳴いています。暑くも無く、寒くも無く、気持ちいい秋風が吹いています。時々太陽も雲の間から顔を出します。この広い公園を私たち親子で独占です。
おかげで、勉強はずいぶんはかどりましたよ。
こういうことがあると思うんですが、人間はやっぱり自然の一部なんですね。文明がどんなに進化しても、私たちの遺伝子は何万年も前と変わっていないんですから。
追伸:
収録したばかりのビデオをどうぞ。この曲は「クーラント」という舞曲でありながら、バッハの独創で、自由奔放な即興演奏のような要素が多く取り入れられています。拍子を感じないそういう部分を、私はあえて拍子感を出さずに、自然界に満ちている曲線美をイメージして弾くように努めました。秋の一日を自然の中で過ごしたことが演奏に現れているでしょうか?
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八百板先生、こんにちは。
うちの娘も今度の期末テストの勉強のために、公園におにぎり持参で連れていってあげようかなと思いました!
あさってから急激に冷えてくると天気予報で言っていましたので、ひざかけとホカロンも持っていこうかと思います。
インフルエンザが増えているようなので、ご自愛くださいませ。
自然界に満ちている曲線美をイメージして弾くというのは、すごくなるほど!と思いました!
コメントありがとうございます。
私の所は天気予報では週末雨模様なので、この写真のすぐ右側にある管理棟(ログハウスの雰囲気です)で勉強させるかもしれません。かわいいメダカがいて、娘のお気に入りの管理棟なんです。
今のお子さんは幸せだなあと思いました。
70年も前の中学生は親からは何も言われず、勝手に勉強していました。
勉強部屋もなし、勉強机もなしでした。ご飯が終わったあと「ちゃぶ台」で勉強していました。(おわかりでしょうか?「ちゃぶだい」)
もちろん参考書など持っていませんでした。幸い、中学校では図書室がありました。(できました。)
高校時代は町の図書館に通っていました。
図書館では机で勉強が出来たし、調べることもできましたのでよく利用していました。勉強は楽しかったです。昔昔の話ですみません。
昔の日本人はガッツがありましたよね。尊敬します。
あまりに恵まれすぎると、人間は弱くなるのではと思います。
皆さんのコメントが娘さんのことばかりなので、演奏ビデオへのコメントを。
この曲は私もCDを持っていますが、このような演奏は初めて聴きました。
前にブクステフーデの組曲のアルマンドをプレリュードのように演奏されたビデオを拝見しましたが、
バッハとしては、アルマンドだけでなく、クーラントもプレリュードのように演奏してもいい、と考えて作曲したのかもしれません。
バッハは何でも限界に挑む人でしたからね。
他の人が作るような曲を自分が作る意味は無いと考えていたようです。
バッハの作品で、限界に挑んだ例の双璧は
ヴァイオリン一挺で4声のフーガを演奏する「無伴奏ヴァイオリンソナタ」と
オルガン一台でトリオ・ソナタを演奏する「オルガンのためのトリオ・ソナタ」
と言っていいと思いますね。
そうですね。
他にも、バッハが作ったほとんどの曲は何らかの限界に挑んでいますよ。