チェンバロの足元にゴルフボールと靴下(写真付き)

変な組み合わせでしょ? どうしてチェンバロの足元にゴルフボールと靴下?
じつは健康対策なんですよ。
お世話になっている「足つぼ師」さんから、「自分でできる足つぼマッサージにゴルフボールを使うといい」って聞いたんです。
早速スポーツ用品店に行ってみました。私はゴルフをしたことがないので、ゴルフボールがいくらで買えるのかも知りません。
店に行ってみると、ゴルフボールって1ダース単位でないと買えないんですね! 1ダースも要りません! 2個でいいんです! それに安くないですよ。
で、棚の隅のほうを見ると、プラスチック製の「練習用ボール」というのが4個セットで格安で置いてありました。そうそう、こんなので十分です。どうせ足で踏むだけですから。
さて、チェンバロスタジオに着いて、早速チェンバロの足元にこの練習用ゴルフボールを2個、置いてみました。
ところが、足で踏むときに正確に真下方向になんて踏めませんよね? ちょっとでも力を入れる向きが傾くと、ボールもフローリングの床もツルツルなので、ボールが滑って動きます。そして、足の下から飛び出して、部屋の隅まで転がって行ってしまいます。さあ、どうしよう?
そこで、要らなくなった靴下にボールを入れて、靴下ごと踏むようにしたというわけです。これで一件落着。
私は毎朝、チェンバロスタジオに着いて30分ほどヨガをやった後に、チェンバロの基礎練習をします。装飾音の練習と音階練習、そして教則本にある課題を日替わりで、合計30分ほどです。その基礎練習のあいだずっと、このゴルフボール入りの靴下を踏んでいるんです。気持ちいいですよ!
曲の練習中はさすがに気が散るので踏みませんが、ビデオを編集したり、こうしてブログを書いたりといった事務仕事の間もずっと踏んでいます。弁当を食べている間も踏んでいます。気持ちよくて、やめられません!
「ボール踏むと気持ちがいい」というのは、そのときボールが当たっている場所(足裏反射区)に対応する臓器が不健康だというサインなんだそうです。なので、なるべく足裏のいろんな所で順番にボールを踏むようにしています。
不思議なものですよね。昔、人類がまだ裸足で野山を駆け回っていたころ、歩くことで自然に足裏がマッサージされて健康になるように進化したんでしょうか。
楽器を演奏するには、心身ともに健康であることが大切ですね。昨日収録したこの曲なんかは、健康でないと気力が付いていけません。毎日のゴルフボール踏みのおかげで、最後まで集中して弾ききることができました。
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