満開のアジサイ(写真付き)

チェンバロスタジオのすぐ近くの山(というか公園)に、家族でアジサイを見に行きました。娘が後ろ手にしているのは、持っているスマホを隠しているんです。5月に買ってあげたスマホを娘は片時も離しません。この時も写真を何十枚、動画も何本撮っていたでしょうか。ひたすらアジサイを撮っていました。

春にしだれ桜を見に来る同じ公園が、今の季節はアジサイの名所になっています。名所といってもほとんど地元の人しか行きません。でも、アジサイがたくさん咲いているだけの素っ気無さが気に入っています。派手な看板もないし、屋台も出てないし、いかにもという感じの凝った園芸種も植えられていないし。落ち着いてゆっくり雰囲気に浸れます。

日曜だったので家族でチェンバロスタジオで過ごして、アジサイも見に行くつもりでいたのに、妻がピアノの練習に没頭しているうちに夕方になってしまいました。こんな時間にアジサイを見に来る人は他にいなくて、私たちだけで独占しました。あ、ウグイスとヒヨドリはいましたね。鳥はアジサイを見るのでしょうか?

毎年家族で見に行く場所があるって、いいですよね。我が家の場合は15ヶ所、いえ20ヶ所くらいあるでしょうか。もっとも、都合が合わなくて時期を逃してしまうことも少なくありません。でも、少し時期がずれるのも、すいているし、いろんな発見があっていいんですよね。徒然草にも「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」とありますしね。

 

アジサイと関係ありませんが、ものすごくバッハと違うチェンバロ曲を収録しました。バッハと同年代の作曲家が、こんな曲を書いていたんですよ。

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満開のアジサイ(写真付き)” に対して2件のコメントがあります。

  1. Y.M. より:

    ラモーの作品はあまり知らないのですが、この曲は有名ですね。
    左手のEの連打が、いかにも素朴な民衆の踊り、という雰囲気を出しています。
    ドイツでバッハ、ヘンデル(後にイギリス)、テレマン(後にフランス)が活躍した時代に
    フランスでフランソワ・クープラン、ラモー、イタリアでスカルラッティが活躍した18世紀前半は
    まさしく「満開のバロック音楽」の時代だったと思います。

    1. 八百板 正己 より:

      そう。まさに、満開のバロック音楽ですよね!

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