美しい自然の中に身を置く(写真付き)
あまりにいい天気だったので、仕事を半日休みにして家族で行ってきました。長岡市の「雪国植物園」です。
平日といっても、学校が春休みだから場所によっては密になっていることも多いでしょう。それでここを選んだんです。知人からここの入場券を30枚ももらってあったからでもあります。案の定、広い園内に子供は一人もいません。こんなにいい天気の日に、こんなに地味なところに行こうという家族連れは私たちだけでした。
植えてあるのはこの地域の在来植物だけです。私はこの日、生まれて初めて福寿草の花を見たのが一番の収穫です。それと、黄連(オウレン)という花の名前も覚えました。
それにしても雪国の春は感動的ですよね。ちょうどいろいろな花が見頃でした。片栗、雪割草、猩々袴(ショウジョウバカマ)、水芭蕉、満作の花も咲いていました。私と娘はそれらを片っ端からスケッチ! のつもりだったのですが、私は途中で脱落しました。娘は、見る花見る花「あれも描く!」「これも描く!」といって、広い園内をなかなか前に進めません。これはちょっと嬉しい誤算でしたね。今まで娘はこんなに植物のスケッチに熱中したことがなかったですから。
ここにいる間、人工的な音は何も聞こえませんでした。かわりに野鳥のさえずりがずっと聞こえていました。そうだよなあ、やっぱり人間は本来こういう所にいて幸せを感じるんだよなあ、と思いました。何というか、自分自身や家族のことを、いつもより高い視点から見直すことができたような気もします。毎日一人でスタジオにこもってチェンバロを練習する日々ですが、時には自分を見失わないように、これからも美しい自然の中に身を置くようにしたいです。
というわけで、今回まだ咲いていなかった白根葵(シラネアオイ)を見に、来月またここに行きますよ。
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自然に身を置くことは人にとっては必要不可欠だと思います。不要不急ではありませんよね。私も庭の草木に日々癒されています。音楽にも自然を描写した曲がたくさんありますよね。曲が作られた頃のその国の自然の様子を想像しながら聞いてみますが、なかなか想像力が及ばす日本の今の風景になってしまうところが面白いです。
コメントありがとうございます。
おっしゃるように、自然そのものを感じようとしても国が違って別の自然になってしまいますが、「作曲者が自然に寄せる思い」に共感しようとすれば普遍的になるのではと思います。
八百板先生、おはようございます!
たくさんの植物の名前を
教えて頂き、ありがとうございました。
横浜でも
「つくし」や「たんぽぽ」で
感動するのですから、
雪国ではもっとでしょう!
自然も神様が造られたものですね♪
お嬢様のスケッチ集
拝見したいです。
ありがとうございます。
あの日、花が咲いているものだけでもとても覚えられないくらいたくさんありました。今の時期にしか咲かないものばかりですから、これから何年もかよって、たくさんの名前を覚えていきたいものです。
雪国植物園は2、3回行きましたが春はまだ行っていません。
鳥の声を聴きながらお嬢様のスケッチしている姿を写真に収める先生、
いろいろな思いをされておられることでしょう。
水玉帽子の可愛い姿で水芭蕉を描いておられますね。どんな絵になったでしょうか?
楽しみにしています。
私もこの時期に行ったのは初めてです。
スケッチ自体はあまり「上手に描こう」と気負わないようにしていまして、描くこと自体を楽しむようにしています。ということで、この日のスケッチは秘密にしておきます!