秋空の下で(写真付き)
久しぶりに空いっぱいに広がった高積雲、おっと、専門用語じゃ分からないですね、「ひつじ雲」です。
いきなり余談ですが、私は小さい頃から星が好きで、それが高じて高校時代の部活は地学部でした。星を見に出かけるのは夜、地層や化石を見に出かけるのは週末だったので、毎日放課後に部活で取り組むのが「ラジオの気象通報を聞いて天気図を描く」という地味な活動でした。なので、今でも空を見上げるとつい「おっ、何々雲だ!」と叫んでしまうのです。
この高積雲、じゃなくて「ひつじ雲」の下で、中学3年生の娘の運動会がありました。台風接近の予報もあったのに、予報が外れてこんなに晴れて、普段チェンバロスタジオにこもりっぱなしの私も健康そうに日焼けしましたよ。
娘がまだ保育園の年少の頃から、運動会のビデオ撮影は私の役目でした。さすがに中学校の運動会になるとグラウンドも広く、ビデオカメラのズームを思いっきり望遠にしないと娘の姿が良く撮れませんね。望遠にするとビデオカメラのモニターが暗くて、晴れている屋外だとかなり見にくいんです。それで、年によってはリレーで走る娘の隣の子をずっと間違って撮ってしまったりして「私が写ってないよ!」と娘に文句言われたりもしたんですけどね。今年は間違えないで撮れました!
と書いている間、保育園の年少の娘が頼りなくトコトコ走っていた様子が目に浮かんでいました。あれから11年、ずいぶん成長したもんです。
11年前、私は音楽で何をしていたかな? と活動記録を見返してみました。もう毎週のようにチェンバロを車に積んでコンサートやレッスンに明け暮れていましたよ。かわいい娘を養うためとはいえ、ずいぶん無理を重ねていたものです。
それが、新型コロナをきっかけとして、私はコンサート活動から大きく方向転換して今のようなビデオ制作中心に変わったわけです。もし新型コロナがなかったら、今でもまだあの無理を重ねていたのかと想像してみると、ちょっと怖いです。
今取り組んでいる「バッハのすべてのチェンバロ曲を、500時間ものビデオで徹底解説する」というプロジェクトは、あと10年はかかりそうです。着々と進んではいますが、だんだん難しい曲ばかり残っていくので、この先の進み具合はどんなになってしまうのでしょう?
過去と未来に思いを馳せたこの機会に、今でき上がっている150時間分の解説ビデオからの抜粋288本をご紹介します。下のボタンから無料でご覧になれます。
できたばかりのワンポイント・レッスンのビデオもどうぞ。
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