緑の中でお弁当(写真付き)

緑の中で家族そろってお弁当を食べています!

何だかこの頃バタバタしていて、なかなか家族そろって優雅にお出かけすることが少なくなっていたんです。

なので、ゴールデンウイークとその前後の休日は意識して予定を空けるようにしました。3人そろってチェンバロスタジオで過ごしたりなんていうことも2回くらいできました。

で、この日はとっても天気が良くなる予報だったので、長岡市の西山丘陵にある雪国植物園にお弁当持参で出かけた次第。

去年も春に来ましたが、この雪国植物園、いつも人が少なくて静かでゆっくりできるんですよ。「植物園」といっても、派手な外来種や栽培種は全くありません。植えられているのは里山の自生植物だけです。

ここから車ですぐのところには「国営越後丘陵公園」というのがあって、そちらは対照的に派手な外来種や栽培種ばっかりです。この日なんかきっと「チューリップまつり」で家族連れの大混雑だったんでしょうね。

 

こういう所にいると、周りじゅうどこもかしこも美しい曲線でいっぱいです。草も木の枝も葉っぱも、鳥も蝶もオタマジャクシも、曲線ばかりです。たまには木で作られたベンチとか東屋とかの直線があるにはありますが、そのほかは曲線ばかりです。

この曲線がまた心地良いんですよね。特に何か特別なものがあるわけではないんですが、なぜかずーっとそこに居たくなるんです。人間も自然の一部なんだなあ、との思いを新たにします。

 

そんな休日を過ごした後でのビデオ収録では、もちろん曲線美を意識して弾きましたよ。なかなか思ったように美しい曲線美が出せないものだから、何度も何度も何度も撮り直して、4時間くらい弾き続けてヘトヘトに疲れました!

そのビデオの中から、この曲の曲線美について説明した部分を切り取りました。どうぞご覧ください。

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緑の中でお弁当(写真付き)” に対して2件のコメントがあります。

  1. Y.M. より:

    5月は、暑すぎず寒すぎず、ご家族一緒で野外に出かけるには最適な季節ですね!

    ビデオの方ですが、音楽の曲線美ということを考えてみると、
    前の時代のルネサンス音楽の「静穏な美」、後の時代の古典派音楽の「均整の美」と比べた時、
    バロック音楽を特徴づけるのが「曲線美」なのかもしれないと思います。
    強弱の変化をつけにくいチェンバロで、クレッシェンドとデクレッシェンドしているような効果を出すには、テンポやリズムを工夫する、ということがよくわかりました。
    この曲の、片方の手が長い音符の時の、もう片手の16分音符(もう少し先の右手にある32分音符はなおさら)を
    「等速度」で弾いたら、どれだけ無味乾燥な音の羅列になるかと思います。

    1. 八百板 正己 より:

      そうなんです。バロック芸術の理念の一つに「曲線美」があります。
      バロック絵画を見るとイメージがはっきりしますね。ルーベンスとか。
      じつは、バロック建築もかなり過激にうねうねと曲線を多用した建築がたくさんありますよ。
      音楽もほかの芸術の動向と一緒に変化していたんですね。

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