ついに一番下(写真付き)

育てている朝顔に最初の花が咲いてから約2ヶ月、ついに一番下にも花が咲きました。

最初の花は私の身長よりも高いところに咲きました(7月18日の投稿)。

それ以降、高いところにばかり花が咲き続けました(7月26日の投稿)。

だとすると、下の方には結局花は咲かないのかな? と思っていたら、下の方でつるが分かれ始めて、その分かれたばかりの所から花が咲き始めました(8月29日の投稿)。

その後、上の方も含めていろんな高さのところでつるが分かれて、分かれたつるの根元から順に先の方へと花が咲くようになっています。はじめにすごい勢いで伸びていったつるの先の方が細く弱々しくなって、もう花が咲かなくなったのと入れ違いに、分かれたつるの方が元気になって、次々に花を咲かせています。

そして今、こんなに低いところにも花が咲いたというわけです。

毎日10個から20個の花が欠かさずに咲き続けています。咲き始めてもう2ヶ月ですから、全部で1000個近くの花が咲いたことになります。まだまだ、つぼみがたくさんあります。そのほとんど全部に実ができて、中に種ができています。ひとつの花に6個の種ができるそうなので、全部でものすごい数の種が取れることになります。たった20個ほどの種からこんなになったんです。今年取れる何千個もの種を、来年はどうしましょう?

 

私も朝顔から元気をもらいながら、がんばってバッハの収録を続けています。朝顔の花と同様、第1番から順に取り組むのではなく、もう自分の中で解釈が定まった曲から飛び飛びに取り組んでいるんです。自分でもどう弾いたらいいか迷っている状態でビデオにしたくはありませんからね。

飛び飛びに、つまみ食いしながら、できる曲から取り組んでいくと、その経験の蓄積によって「ああ、この曲のこの部分も同じことか!」と突然ひらめいたりします。つまり、今私自身がどんどん勉強を積んで進歩しているということです。

そうやって、インヴェンション全15曲を今年の1月に全曲収録を終えました。今回はシンフォニア第7番を追加し、これでシンフォニアも全15曲中13曲が終わったことになります。

できたばかりのビデオをどうぞ。

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ついに一番下(写真付き)” に対して6件のコメントがあります。

  1. Y.M. より:

    着実に収録が進んでいるようで何よりです。
    バッハが弟子たちに教える時にも、第1番から順にではなく、バッハ自身の中で解釈が定まった曲、弟子がその解釈を理解して、弟子自身の解釈ができるようになった曲から教えていたのかもしれませんね。
    それに私たちにとっても、ブログが更新されるたびに「次はどの曲のビデオが公開されるかな?」と期待する楽しみがあります。

    1. 八百板 正己 より:

      ありがとうございます。
      バッハがインヴェンションを最初に長男に作ってあげた順番が、「フリーデマン・バッハの小曲集」を見ると分かります。インヴェンションはその順に難しくなっていくんですよ。

  2. 伊地知元子 より:

    そのころ高校生の私は対位法を勉強していて、毎日「インベンション」の習作をくりかえしていました。でも、技術的にいくら書いても音楽的・必然的なものは生まれてこず、
    「先生。インベンションって捏造って意味もあるんですよね、捏造、つまりでっち上げ。毎日でっちあげてるだけ・・」
    なんて、作曲の師匠にむかってぼやきました。師匠は
    「え、これでもでっちあげと思うか?」と言って、この美しいホ短調を弾き始めました。・・・って何十年まえ???

    1. 八百板 正己 より:

      すてきなお話をありがとうございます。
      人それぞれが持つバッハの音楽についての経験、思い出。そうしたものの積み重ねが、人それぞれのバッハ演奏を意味深いものにしていると、私は思います。

  3. ピノコ より:

    退職しインベンションの練習を始めました。先生のYouTubeをみつけ、勉強させていただいています。ありがとうございます。
    原典版がいいとおすすめがありましたが、原典版といっても、何種類もあり、迷っています。出版社とタイトルを教えていただけると、ありがたいです。

    1. 八百板 正己 より:

      こちらこそ、ありがとうございます。
      出版年が新しい原典版のほうが、最新の研究成果を反映していて信頼できます。
      指使いが書いてあるものをお望みなら、ウィーン原典版(音楽之友社)でしょう。
      私はピアノ用の指使いは邪魔なので、新バッハ全集に準拠しているベーレンライター版を使っています。

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