作者不詳(バッハ?)のミュゼット(ビデオ)
バッハが2番目の奥さんにプレゼントした「アンナ・マグダレーナ・バッハのための小曲集」に収められた、作者不詳のミュゼットです。ミュゼットとは、バッハの時代にフランスの宮廷で演奏するために開発されたバグパイプの一種です。
底抜けの明るさと単純さで、これはバッハの曲ではありえないのですが、バッハの家庭でこんなに楽しい曲が演奏されていたことは貴重な情報です。私はこの曲を2段の鍵盤を使い分けてコントラストを強調して弾いてみました。
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八百板先生
おはようございます!
ミュゼットがバグパイプの一種とは
初めて知りました。
ありがとうございました。
なんとも言えない
子供が歌いそうな‥
頭から離れないメロディですね。
「御身は我がかたわらに」のアリア
が大好きな私には意外な印象でした。
暑さが厳しいので、
先生のご家族も
体調を崩さないように気をつけて
くださいね。
長野様
コメントありがとうございます。
バッハのイギリス組曲にはミュゼット風の楽章がいくつもありますよ。
第2番のブーレII、
第3番のガヴォットII(「またはミュゼット」とタイトルに明記されています)、
第5番のパスピエII、
第6番のガヴォットII
です。
当時バッハの周辺にミュゼットの実物があったのかどうかは私は知りませんが、「フランス宮廷で流行している」ものなら何でもドイツ人たちは競って真似する時代でしたから、バッハもミュゼット風の曲を書いたんでしょうね。
「ああ、聴いたことがある」と思いました。
もしかすると300年前のドイツの町で、辻楽師がミュゼットを弾くのを
バッハの息子たちの誰かが聴いて、
「お父さん、今日、街で、こんな曲を聴いたよ。
♪ラーララララ、ラーララララ、タララッタッタ、タタタタ」
それを聴いたバッハが、愛妻に贈った音楽帳に書き留めた
そんなことがあったのかもしれません。
コメントありがとうございます。
ドイツの町で辻音楽師が演奏したのは、もっと音がやかましい大型のバグパイプでしょうね。ブリューゲルの農民画なんかに出てきます。