絵の勉強に付き合って(写真付き)

じつはこれ、先週の写真です。撮るには撮ったのですが、バタバタしていてお知らせできずにいました。

本当は桜なんか見に行っている場合ではないのですが、「将来は美術の道に進む」と言っている娘の勉強のために、スケッチに連れて行きました。私のお城「見附チェンバロスタジオ」から車で5分くらいの所です。

ここに桜が咲いていることは、たぶん見附市民以外にはほとんど知られていないのでしょう。こんなに暖かく天気のいい日曜日なのに、駐車場はガラガラだし、人もまばらです。一応マスクは持参してきましたが、ここに限っては要らないようでした。

娘は家にいても暇さえあれば絵を描いていますが、もっぱら黒鉛筆で女友達数人を登場人物にしての空想のストーリー物ばかり描いているんです。それはそれで気分が発散するみたいなのですが、そんなものばかり描いていてはねえ。学校が休みの日くらいは、外のおいしい空気を吸って、小鳥たちのさえずりを聞いて、36色の色鉛筆を使って桜でも描かせてあげれば、気分も晴れ晴れとするでしょう。

「学校が休みの日くらい」と書きましたが、3月上旬からの突然の長い春休みがやっと終わって新学期が始まったと思ったら、今週半ばからまた休校とのことです。長い春休み中、娘の相手を妻にばかり任せては悪いなと思って、私も時々は学校の代わりに娘に勉強を教えてやったり、気分転換のために自然の中に連れて行ったりしました。でもそんなことばかりしていては私の仕事が進まないですよ。コンサートの類が全部なくなってしまった代わりの仕事を作るのに今大忙しなんです。私が二人いればいいのに。

後になって振り返ったときに、「あの年は思いがけず家族で一緒にいることが多くて良かったな」と思うのかもしれませんね。雪国の春は一年で一番美しくて気分が晴れる季節です。新型コロナ禍がこの美しい季節と重なっているのは、少しでもこの試練を乗り越えやすくしてくれる天の采配なのでしょうか?

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絵の勉強に付き合って(写真付き)” に対して8件のコメントがあります。

  1. T.h より:

     最初はきれいな桜花、画面をずらしていくと落ち着いた
    優しい笑顔がありました。

    先生も久しぶりに桜をゆっくり眺められてよかったですね!

     コロナは簡単に収まりそうもないようですが、新しいお仕事が
    開始されるのを待っております。

    1. 八百板 正己 より:

      ありがとうございます。
      ご期待に沿えるように張り切って頑張ります!

  2. 家合映子 より:

    ”雪国の春は一年で一番美しくて・・”、心に響きます。”天の采配”・・本当にそうかもしれません。そして何よりも、そのスケッチに私も誘って頂けないでしょうか?!・・と言いたのですが・・。娘さんとご一緒にスケッチに行きたいです!そうすればいくらかでも(こんな私でも)八百板先生や奥様のお役に立てるかなあ、などと考えたりもしています。ただ悲しいかな、なかなか思い切って時間をとるのは大変です。でもそんな思いをここに書いてしまいました。

    1. 八百板 正己 より:

      ありがとうございます! でも今は感染を広げないために人と人が会わないようにしていないといけませんね。誘い合ってのスケッチ会、いつになったら安心してできるようになるのでしょう?

  3. T.h より:

     家合さんのコメントを読ませていただいて
    ふと思ったのですが、いつかある日、この秘密の花園に
    お嬢さんがこのように絵を描かれていて、周りに何人かが絵をかいたり
    花を見たりしている。 先生がリコーダーを吹いたりしておられる。
    誰かが歌っていたり。

    花と音楽のひと時が来るといいなあと思いました。

    1. 八百板 正己 より:

      ありがとうございます。私がリコーダーというのはちょっと照れますが。

  4. 小西英樹 より:

    音楽、特にバッハを愛する一人のアマチュアとして何かお力になれないかと思い、オンラインビデオ教材を購入させて頂きます。
    早く演奏できる場が来ることを祈りつつ。

    1. 八百板 正己 より:

      小西様、どうもありがとうございます。ご注文承りました。

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