満開のしだれ桜(写真付き)
見附市観音山公園のしだれ桜が満開です。
チェンバロスタジオから歩いて数分、50メートルほど石段を登るいつもの散歩コースのてっぺんにあります。最近は健康のために意識して散歩するようにしているので、今年は晴れた日の満開を見逃さずに済みました。ここで写真付きで紹介するのは3年ぶりです。
このしだれ桜、気のせいか年を追うごとに元気がなくなってきているように思えます。3年前の写真ではもっと「これでもか!」と勢いがありました。でも、こうして見ると「優雅になった」と言えなくもありませんね。
それにしても、いったいいくつ花が咲いているのでしょう? 何千? 何万? 葉が全く出ないうちに花ばかりこんなに咲くので、いっそう多く感じます。
この桜を見ながら、私はふとバッハのシンフォニア第5番変ホ長調を思い出していました。職業病ですね。この曲は、バッハの自筆譜で始めは装飾音がひとつも無かったのに、後になってバッハ自身が同じ自筆譜に108個もの装飾音をびっしりと付け加えたんです。曲の長さが38小節ですから、すごい密度です。
そんなに装飾音を付けまくっても、決して嫌味にはならないんですよ。この「装飾が過剰だ」ということ自体がバロック芸術の理念の一つでもありました。確かに心地よい量をはるかに超えているけれども、これはこれで一つの美しさだ、というわけです。
ではこの曲の演奏をお聴きいただきましょう。
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おはようございます!!!
桜の写真と演奏、ありがとうございました!
只今、パソコンで先生の写真を見ながら、演奏を聴かせていただきました!
夢がかないました・・・。
装飾音の数は数えないままに。
以前のご紹介でこの桜を実際に見てきました。今年は想像だけでしたが。
桜と演奏に出会えて大変うれしい日になりました。
ありがとうございました!!!
そんなふうにおっしゃっていただいて嬉しいです!
この桜と入れ替わるように、近くにたくさん植えられている八重桜が今3分咲きくらいです。
とても素敵な枝垂れ桜とシンフォニアの演奏ありがとうございます。
この写真だけを見ているとこれはこれでやさしさを感じる枝垂れ桜ですが、以前の写真を見るとやはり勢いが無いように感じました。 枝垂れ桜も生きているので、仕方がないのでしょうね。
コメントありがとうございます。
桜も永遠に見ることができないと分かれば、それだけ毎年の花を見逃さないようにしようという気になります。
「年年歳歳花相似たり」と以前のコメントに書きましたが、長い年月の間には樹木も変わっていきますね。
「今年のしだれ桜は今年の今しか見られない」ということを知ることは
あらゆることをする時に「今」を大切にして、精一杯生きよう
という心構えを持つことにつながると思います。
本当にそのとおりですね。
お互いに精一杯生きましょう!