あれ?こんなはずじゃなかったのに
あれ? おかしいなあ。こんなはずじゃなかったのに。
音楽家という職業は、気持ちの持ち方が演奏に直結します。そのことに気づいてからというもの、私は身の回りに起こることを可能な限り良い方に捉えるように努めています。ブログでも折に触れて「天気が悪いからって、怒ったりしないで、良いことを見つけましょう」みたいなことを書いています。
それなのに、ここ数日なんだかおかしいんです。
だんだん寒くなってきて、夕方は日が沈むのもずいぶん早くなって、日本海側のここは雨模様の日が多くなって。みんな当たり前のことなんですが、何だか気持ちが晴れないんです。
昔から日本人は秋という季節に物悲しさを重ね合わせてきました。「もしかして自分もそういう感受性が敏感になったのかも」と言って喜ぼうかとも思ったんですが、どうなんでしょうね?
そんな中でも、チェンバロの練習に没頭している間はとてもいい気分である事に気が付きました。ちょうど練習しているのが「ヘ長調」という明るい調子の曲ということもあるでしょう。そのことに気がついた今日の練習は、わざと予定時間をだいぶオーバーして、予定していた範囲よりずっと先まで練習しました。3日分くらい先取りできて、曲の最後まで譜読みが終わりました。
もしかしてこれは「もっとたくさんチェンバロの練習をするといいよ」という天の導きなのかもしれないですね。
数日前にビデオ収録した曲も「ヘ長調」です。もしあなたが私と同じように気分が晴れなかったら、この明るい曲をお聴きになって、元気になって下さい。
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いつも楽しみに拝読しております。
気持ちが演奏に直結する、というのは、その通りですね。
八百坂様が、日常の気持ちの在り方を大切にされているのが、ブログから伝わっています。
本当は、我々の、音楽ではない普通の仕事もそうかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
「普通の仕事もそうかもしれない」は同感です。
そうおっしゃるほどですから、松本様もご自身のお仕事に真剣に取り組まれていることでしょう。
刻々と季節の移り変わりを感じる時期ですよね。
昔は調子のよい時に練習に集中できると思ってたんですが、実際は練習することで調子が上向きになりますね!
こんなふうに弾くことができたら、、と今日も練習に励みたいです。
コメントありがとうございます。
同じことをお考えとは嬉しいです!
>もしかしてこれは「もっとたくさんチェンバロの練習をするといいよ」という天の導きなのかもしれないですね。
八百板さんの座右の銘「すべての知らせは良い知らせ」ですね。
ありがとうございます。
いつもなら「雨が降っているのも良い知らせ」と直接なので分かりやすいですが、
今回は「良い知らせと思えずに気が晴れない、そのことが良い知らせ」と回り道でした。