バッハの平均律第2巻より前奏曲とフーガ・ホ長調BWV878(ビデオ)
今日はビデオが2つです。
この前奏曲とフーガは平均律クラヴィーア曲集第2巻の中でも規模の大きなものです。
まずは前奏曲。室内アンサンブルを思わせるゆったりとした曲です。ただ、前半後半それぞれ楽譜の指示通りに繰り返すと6分もかかるのです。大抵の演奏では特に後半の繰り返しは省略するのではないでしょうか。でも私は違います。繰り返したときにはバッハが指示していな装飾音を加えたり、1回目よりも表現を濃くしたりと変化を付けて、繰り返しても飽きない演奏を目指しました。(この下に動画が表示されない、または再生が止まるなどの場合には、直接こちらからご覧下さい→BWV878/1)
次はフーガです。合唱をイメージさせる4声の堂々とした壮大なフーガです。ただし、この楽譜を合唱やオルガンで演奏するなら確かに壮大になるのですが、音が減衰する一方のチェンバロやピアノでは、どうしても響きが薄くなって迫力が出ません。そこで、私は思い切って装飾音で埋め尽くしました。この曲にはただの一つも装飾音は無いのですが、インヴェンションやシンフォニアにはバッハ自身がレッスンのときにたくさんの装飾音を付け加えた証拠が残されています。それから類推するなら、こんな大胆な演奏もあり得ると、私は考えています。(この下に動画が表示されない、または再生が止まるなどの場合には、直接こちらからご覧下さい→BWV878/2)
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八百板先生
おはようございます!
平均律クラヴィア第2巻ホ長調
前奏曲とフーガを
ありがとうございました!
長いからこその聴きごたえが
ありました。
完全にリラックスして
しまいましたが、
バッハを着て先生が
演奏している感じがして
時々、緊張しました!
素晴らしかったです!
長野様
嬉しいコメントをどうもありがとうございます!
2,3日待って聴く先生のチェンバロのの響き、ありがとうございました!
丁度今日はパソコンをつけた時、テレビで日曜美術館をやっていました。
テレビの音を消して先生のチェンバロを聞きながら広重の絵を見ていました。
とても贅沢しているなあと思いながら。
フーガは装飾音で埋め尽くしましたというコメントでしたので先生の指を見ながら、テレビを消して聴きなおしました。詳しいことはわかりませんがBWV878-1,2もあっという間に聴き終えてしまいました。聞き覚えのあるメロディもあってとても楽しい時間になりました。また後で聴いてみます。
ありがとうございました!
ありがとうございます。広重のBGMにバッハ、案外合うかもしれませんね。
たまたまそうなってしまいました。先生のチェンバロはいつでも聴けるシステムなのでまた楽しませていただきます。でも真面目に聴いているときの方が多いです。
いつでも聴いて頂けるなんて嬉しいです!