細かすぎる?タイマー設定時間
私の書籍「超効率バッハ練習法」の中で、練習が楽になる小道具としてタイマーを挙げています。今日はその設定時間について、なるほどね、と頷いてしまう話を仕入れてきましたのでお伝えします。
書籍の50ページで「私はタイマーの設定時間を30分にしている」と書きました。30分というのは私にとって集中力が続く適度な時間だと思ったからで、特に根拠はありませんでした。そのことについて、とても役に立つ情報を仕入れてきました。
それは、あるアメリカの伝説的コピーライターが「タイマーを33分33秒にセットする」と言っていた、という記事でした。「33分33秒、その間はコピーを書くことに関係するなら何をやってもいい。そして、タイマーが鳴ったら、文章の途中でも単語の途中でも、ただちに中断して5分間の休憩を取る。その5分間には、コピーを書くことに関係する事は一切やってはいけない。」という趣旨のことが書かれていました。
ああ、なるほどね。「30分」というのは、見方によってはかなり大まかな数字です。練習の途中でタイマーが鳴っても「大体30分が目安なんだから、きりのいいところまであと数分続けよう」と思ってしまいます。でもこれが罠だったんです。私の場合はたいてい数分では済まず、気がつけば1時間も練習を延長して、集中力が落ちるどころか、再起不能なまで疲れ果ててしまっていました。そんな日はもう練習を諦めなくてはなりません。
でも、「33分33秒」は非常に細かい数字です。タイマーが鳴り出したら1秒でも早くタイマーを止めないといけない気になります。結果として休憩をきちんと取ることができ、集中力が長続きするというわけです。
ただし、私にとってはもうひとつ罠がありました。33分33秒という中途半端な時間にセットしたタイマーを、休憩時間のたびに5分間にセットし直すのが面倒になって、タイマーを使わずに休憩を取ってしまうのです。どうなるのかはお察しのとおり。休憩が5分で済まずに、気がつけば1時間も他のことをしていたりします。
解決策は「休憩時間用にタイマーをもう一つ買って、5分にセットしておく」です。善は急げで、もう一つタイマーを買ってきて使っています。
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