信頼するフルート奏者とともに

バッハにはフルート独奏曲が8曲残されています。これらを、私が新潟で最も信頼するフルート奏者の浅利守宏さんと2回のコンサートで完全網羅することになりました。

新潟県にはフルート奏者の方がたくさんいらっしゃいます。いったい何人いらっしゃるのか見当も付かないほどです。私が演奏活動を始めてからの20年間にもいろいろな方とご一緒する機会がありました。それでも、私は浅利さんと初めてバッハのフルートソナタをご一緒したとき、「ああ、私が探していた人が新潟にいたんだ!」と興奮したのを覚えています。

私は浅利さんの、フルート奏者としての揺るぎない技術と表現力、妥協を許さない真摯な姿勢を尊敬しています。(一方で浅利さんは、私が音楽家には珍しい「理系人間」としての分析力で説得力ある解釈を提示してくるのが興味深い、と言ってくれています。)

浅利さんと出会って3年、この間にバッハの4曲のフルートソナタを舞台でご一緒しました。私は今までの演奏の中で、自分のやりたいことが浅利さんのせいで出来なかったということが一度もありません。お互いに刺激しあって、一人で考えていたときよりもずっと豊かなバッハが出来上がるのです。

今回の企画では、非常に扱いが難しいという134歳の木製フルートの名器を存分に堪能できるのも嬉しいです。私はフルートのことはよく分かりませんし、浅利さんはいつもこの楽器を軽々と吹いているように見えるので、話を聞くまではこの楽器を扱うのがそんなに難しいとは思ってもいませんでした。大きな音で聴き手を圧倒するタイプの楽器ではありません。広くない会場でチェンバロとの細やかな対話をじっくりとお聴きいただきたいのです。 会場は今回も、旋律楽器とチェンバロとのアンサンブルが本当に素晴らしく響く「りゅーとぴあ」のスタジオAです。あまりに人気が高い会場なので金曜夜の開催となってしまいましたが、浅利さんのフルートでバッハ全曲が堪能できるこの企画は、またとない素晴らしいひとときとなることを私が保証します。

詳しくはコンサートのページをご覧下さい。

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