私が受けた最悪レッスン

いくら昭和50年代とはいえ、あのレッスンはひどい!

そのせいで私はバッハが嫌いになったんですから。

 

曲はバッハのフランス組曲 第3番 から アルマンド。

当時中学生だった私は、近所のピアノ教室でこの曲のレッスンを受けました。

「バッハの8分音符は、すべて短く弾くのが規則です。」

「バッハは練習曲なので、すべての音のタイミングを正確に守らなければいけません。」

「バッハは練習曲なので、感情を込めてはいけません。」

 

このとおりに弾くと、どんなにひどい演奏になると思いますか?

この指導の、何がどう間違っているのでしょうか?

本当はどう弾くべきなのでしょうか?

 

詳しい議論は下の動画で。

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私が受けた最悪レッスン” に対して2件のコメントがあります。

  1. 坂本くに子 より:

    私は八百板さんとほぼ同年代です。私が子供の頃に受けたモダンヴァイオリンのレッスンでは、バッハに限らず、教本の曲はどれも八百板さんの動画と同じことを先生がおっしゃっていた記憶があります。感情を込めず、音のタイミングを機械のように正確に弾くためのトレーニングがつまらなくて、中学に入る頃にヴァイオリンのレッスンをやめました。数年前に、バロックヴァイオリンのレッスンを受け始めると、バロックの先生は、モダンヴァイオリンの先生がかつて私に指示したことは言わず、代わりにモダンヴァイオリンの先生が教えなかった「一音一音の基本ルール」を繰り返し強調します。そのルールに則って、先生はひとつの音や1フレーズの、発音とイントネーション、ニュアンスをボーイングでやって見せて、生徒は子供が先生から言葉を学ぶように、繰り返しそれを真似して身に付けます。この教え方は、先生に訛りがあると、生徒はそれも模倣してしまいますね。バロックヴァイオリンの先生は「自分と逆のことを言うバロックの先生もいるよ」と。楽器もピッチも「共通、定型」がなかったバロック時代だからこそ、バッハの曲の弾き方は、バッハ先生から直接教わろうと決めて、矢尾板さんの動画を拝見しています。

    1. 八百板 正己 より:

      ご丁寧なコメントをありがとうございます。
      バロックヴァイオリンをお弾きになるんですね!
      バロックヴァイオリンのボウイングは、まさに命の息吹そのものだと思います。そのような微妙なニュアンスが大切な事柄は、やっぱり先生とそっくりに弾くことから始めるのは正解だと思います。
      その上で、最終的には先生を介さないでバッハと直接向き合おうという姿勢は素晴らしいですね。

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