はるばるシベリアから（写真付き）

今年もはるばるシベリアからの御一行様がいらっしゃいました！

いえいえ、こんなところにロシアの音楽家たちがチェンバロを弾きに来るはずがありません。白鳥です！

ここは自宅からチェンバロスタジオに通勤する途中の田んぼです。写真に写っているのは一部分だけで、全部で300羽くらい来ています。

　

白鳥というと、湖に優雅に浮かんでいるイメージでしょう？

でもここは田んぼなので、浮かぶほどの水深はありません。白鳥たちは「よたよた」と歩いては、稲の落穂をせっせと食べています。

写真を撮るために車を路肩に停めると、白鳥たちの鳴き声が響き渡っています。

「ああ、懐かしい鳴き声だなあ」

　

娘がまだ小さかった頃には、機嫌を取るためにしょっちょう白鳥を見せに出かけたものでした。

でもさすがに高校2年生にもなれば、親が白鳥を見せるためだけに連れ出すことはありません。

気が付けば去年も（おととしも？）まともに白鳥の声を聴かずにいたようです。

仕事場への通勤途中に白鳥の声が聴ける人って、日本人の何パーセントくらいいるのでしょうか？　恵まれた環境を無駄にしないように、明日からも毎日路肩に車を停めて声を聴こうかな。

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