もう黙っていられません!(ビデオ付き)
57歳になりました。
誕生日を迎えて自分というものを振り返ってみたんです。私って、つくづくチェンバロが好きなんだなあって。
世の中には、チェンバロが好きだからって「チェンバロでポピュラー音楽を弾く」とか「チェンバロでゲーム音楽を弾く」なんていう人もいるようですね。でも私は違います。チェンバロが好きな以上に、バッハが好きなんだなあって思うんです。
なので、もし「チェンバロでバッハを弾いてはいけない」なんていう事態になったら、チェンバロよりもバッハを選びますね。つまり、チェンバロでポピュラー音楽やゲーム音楽を弾くほうを選ぶのでなく、他の楽器に挑戦してでもバッハを弾き続けるほうを選ぶだろうということです。
こんなに「バッハに狂っているチェンバロ弾き」なので、最近ここで紹介を始めたような世界的な奏者による感動的なバッハ演奏が増えてきたのは本当に幸せです。
それなのに、それなのにですよ、インヴェンションなどピアノ教育に使われるバッハの曲はひどいものです。こんなに研究が進んだ21世紀の今になっても、いまだに機械的で退屈なバッハ演奏がYouTubeを埋め尽くしているんですから。
まあ、だれがどんな演奏をしようとそれは弾く人の権利です。でも、何も知らない子供さんとかがピアノ教室でそんな機械的なバッハを押し付けられてるなんて、かわいそうです。もう黙っていられません!
なので、黙っていないでYouTubeで発言することにしました。57歳の初仕事です。ご覧ください。
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本当かなと思ってyoutube検索したらいきなりPTNAのが伸ばしている! というわけで、まあ休符も音楽ですよ!と教育はしているのだけど、ついついやっちまう、なまじ上手な人ほど耳コピ部分も多く、やっちゃうのでしょうね。
いまオルガニストに習っているのですが、オルガンは譜に忠実というか、助手もいるので譜を見ながら弾くのが原則、そして休符は音楽のひとつ、作曲者意図の尊重、が強いようにおもいます。ピアノはそれでやっていると多分負けちゃうのでしょう(それもできないといけないけど)。
あと人声部分がある場合(讃美歌のピアノパートなど)はやっぱり人声が優先になるかなと。アゴーギグでは説明つかないようなすさまじい譜からの離脱もままありと。
でも譜に忠実に(少なくとも、わかっとれ)は本当だと思います。
耳コピで動画を収録して公開してしまうという事は、バッハへの尊敬もその程度という事ですよね。
オルガンは「いつ音を止めるか」にすごく注意を払わざるを得ない楽器ですよね。なので、ピアノの人もチェンバロの人も、時にはオルガンでバッハを弾いてみると勉強になるんです。
わかりやすい解説動画をありがとうございます。
シリーズ動画を楽しみにしています。
技術的にはとても及ばないのですが、ハートは共有したいです。
ありがとうございます。
技術よりハートのほうが大切です!
お誕生日おめでとうございます!
先生のおかげで、バッハが今までよりずっと大好きになりました。「超効率練習法」のおかげで練習が進み、平均律の1巻がまもなく終わろうとしています。次は2巻!夢のようです。もちろん、一生引き続ける予定です。先生には深く感謝しております。
休符のお話、本当にその通りだと思いました。かつてピアノの先生に、休符の見落としを指摘され、弾き直したら驚くほど曲が生き生きとしたことを思い出しました。作曲者が手間暇をかけてわざわざ休符を書き込むのですから、やはり無視してはいけませんよね。肝に銘じたいと思います。これからも八百板先生のレッスンを楽しみにしております。
ありがとうございます。
平均律1巻終了とは素晴らしいですね!
応援しています。