春の山に誘われて(写真付き)

娘の春休み最終日、いい天気だったので家族でピクニック(?)に行きました。

行き先はチェンバロスタジオから車で5分の所にある「見附市市民の森」です。市民の森なんていう名前の公共の場所だと、大抵はコンクリートの柵で囲まれた興ざめな森だったりしますけど、ここは違いますよ。

駐車場から歩いてすぐのところに桜がたくさん植えられています。ちょうど満開です。遠くには長岡の西山丘陵も見えます。透明度がいい日は佐渡も見えるという話です。

コンクリートの柵なんかありません。画面の奥に向かってまっすぐ行った先は、緩いとはいえ崖です。その少し手前にビニールシートを広げて、まずはお弁当を食べました。シジュウカラとヤマガラとウグイスの鳴き声が聞こえます。

お弁当の後は、桜を見ておしまい、なんていう事はしませんよ。この日の目的はこれからです。せっかく森に来たんですから、森の中を散策しないとね。

ショウジョウバカマです。あちこちに咲いていました。キツツキの声も聞こえます。

このほかにもたくさんの春の花が咲いていましたが、植物図鑑みたいになっても仕方がないですので今回は省略しますね。

この日の一番のお目当て、カタクリです。写真奥の右にいるのが娘で、カタクリのスケッチをしています。左は妻です。スマホでカタクリの写真でも撮っているのでしょうか。

カタクリはいったいどれほど咲いているのか、森の中のあちこちに大きな群落を作っています。この写真を撮った時の私のうしろも、ずっとこんな感じにカタクリで埋め尽くされていました。こんなにたくさん咲いているのに、特に「カタクリの群生地はあちら」というような看板もないし、見附市のホームページを見てもカタクリのことは書いてありません。そういう素っ気無いところも、私がこの森を好きな理由の一つです。

この森を好きだ、と言いながら、じつはここに来るのは一年ぶりでした。せっかくチェンバロスタジオの近くにあるんですから、今年はもっと色々な季節に、たくさんの野草を見に来ることにします。

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春の山に誘われて(写真付き)” に対して8件のコメントがあります。

  1. ハタケヤマトシ  より:

     3枚とも大きくていいお写真!!!
    見附の桜、楽しみました。
    ありがとうございました!!!

    1. 八百板 正己 より:

      コメントありがとうございます。
      少し前に買い換えたスマホで撮っただけの写真ですが、最近のスマホは解像度も細かくなっているんですね。撮った写真がブログにアップロードできるサイズを超えていたので、画像編集ソフトで解像度を落としました。

  2. 家合映子 より:

    素敵なお写真、ありがとうございました。
    桜もお花も、カタクリも素敵でしたけれども、写真の中の奥様のお姿がまた素敵でした。
    娘さんも一生懸命スケッチされておられるご様子。ご家族でこんな風に過ごされるなんて羨ましいなあ、いいなあ、と思いました。私もまた、この市民の森に行ってみようかと思います。桜はもう散っているかと思いますが。ありがとうございました🌺。

    1. 八百板 正己 より:

      ぜひおいで下さい! 桜以外にも季節に応じていろいろ咲くみたいですよ。

  3. T.h より:

    またまた無理なお願い。この
    お写真に桜の曲をつけてくださいませんか?

    1. 八百板 正己 より:

      桜の花を観賞するのは東洋だけのようです。なので、桜にちなんだチェンバロ曲は無いのですね。

  4. Y.M. より:

    このコメントを書く頃には、桜の花はすっかり散っていました。
    桜に限らず、散り行く花に「あはれ」を感じる日本人の感性と、
    冬でも葉を落とさない常緑樹に生命の永遠性を見出すヨーロッパ人の感性
    (モミの木は民謡に歌われていますね)の違いが現れていると思います。

    1. 八百板 正己 より:

      そうですね。
      日本で常緑樹というと、神社の森とか、榊とか、正月の門松は針葉樹ですが、冬でも葉が残る生命力の象徴になっていますね。

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