オンライン・ビデオ教材「バッハ最愛の鍵盤楽器クラヴィコード」(新版)
~ バッハの教育用諸作品の本当の美しさを再発見 ~
4.バッハの教育用諸作品をもっと大胆に弾く!
4.4 平均律クラヴィーア曲集第1巻
●前奏曲 ハ長調 BWV846/1
- 4小節ずつや6小節ずつの意味のまとまりで強弱と緩急をつける
●前奏曲 ニ短調 BWV851/1
- 1小節:寂しく弾き始める
- 1小節ずつや2小節ずつの意味のまとまりで緩急をつける
- 5、7、9、14小節:各後半のカデンツは左手をはっきりと
- 15小節1~2拍:減七の和音は粘って弾く
- 16小節:怒ったように
- 17小節:諦めたように
- 21小節3拍~22小節:バスの半音階の上に悶えるように
- 24~26小節:いかに即興演奏らしく大胆に弾けるかの見せ所
●前奏曲 変ホ短調 BWV853/1
- 自筆のアルペッジョ記号の有無をはっきりと演奏に反映させる(「粘る和音」対「痛い和音」)
- 1~3小節:ソプラノが和音に埋没しないように少し揺らす
- 17~19小節:激しく
- 20~22小節:やつれ果てて
- 26小節:右手下降→クレシェンド
- 27小節:右手上昇→デクレシェンド
- 32~34小節:左手下降→クレシェンド
(参考動画は収録準備中)
●前奏曲 ホ短調 BWV855/1
- 声部の役割を弾き分ける(バスと右手内声の和音、テノール、ソプラノの歌)
(参考動画は収録準備中)
●フーガ ホ短調 BWV855/2
- 炎のような主題を不規則にうごめきながら弾く
- 19、38小節:両手のユニゾンは激しく(イタリアの協奏曲やオペラ由来)
(参考動画は収録準備中)
●前奏曲 嬰ヘ長調 BWV858/1
- リュートを爪弾くように緩急をつける
●フーガ ト短調 BWV861/2
- 合唱のイメージ
●前奏曲 イ短調 BWV865/1
- オルガンのイメージ
- 1~4小節:毅然として。各1拍目の左手は足鍵盤のように
- 13~15小節:柔らかく
- 20小節以降:再び毅然として
(参考動画は収録準備中)
●前奏曲 ロ短調 BWV869/1
- 上2声の繋留にすべてメッサ・ディ・ヴォーチェを表す揺れを加えて弾く
- 43~45小節:非常に気持ち悪く
(参考動画は収録準備中)