うっかりミス!でもよかったかも
忙しい日でした。
いくつもの作業の締め切りを間近に控えて、いくつもの事務作業を並行しながら、前夜に収録したインヴェンション第11番の解説ビデオを作っていました。
収録はいつも夜にするんです。駐車場が共用なので、日中はけっこう車の出入りがあります。私のスタジオはいくらか防音効果もあるとはいえ、目の前を車が通ればやっぱりその音は録音に入ってしまいますから。
で、前夜は収録だけで終わりにして、次の日に編集、ビデオ出力、YouTubeにアップロード、そして月額会員の皆様への新曲追加のお知らせメールを書きました。というか、書いたつもりになっていました。
そのお知らせメールですが、毎回決まった時間(朝の9時)に自動で配信してくれるように設定しています。(ちなみにメルマガは朝の8時と決めています。)新しくビデオを追加したこと、曲はバッハのインヴェンション第11番だということだけでなく、ちょっとした紹介というか解説というか、そんな文章も添えて。大切なお客様へのご連絡ですから、冷たい事務連絡ではつまらないですよね。パソコンのブラウザには6つものタブが並んだまま、お知らせメールの文章を書いた後にも他の事務仕事は続けて、どうにか一区切りついた時には夜もだいぶ更けていました。
さて、翌朝の9時。メールがちゃんと配信されたかどうかを確認するために自分の携帯宛にも送っているのですが、それが届きません。ということは月額会員の皆様にも届いていないという事です。もしかして配信日時を間違って設定したかな?
スタジオに出勤して、メール自動配信のソフトを開いてみましたが、配信日時の設定どころか、書いたはずのメール自体がありません!
どうやら、紹介文を書き上げたところでそのまま他の事務作業に移ってしまって、保存もしないでブラウザを閉じてしまったみたいです。仕方ないのでやり直しです。
でも、一晩寝てすっきりした頭で紹介文を書いたら、おっと、前夜に疲れた頭で書いた冗長な文よりずっとすっきりと書けるではありませんか。これは「そんな冗長な文章を送るんじゃないよ」という天の導きかもしれませんよ。
「すべての知らせは良い知らせ」とは、私の大好きな言葉です。うっかりミスでちょっと仕事は増えてしまったけれど、結果として良かったという事ですね。
では、そのインヴェンション第11番の解説ビデオから、最後の通し演奏の部分を抜き出したものをお聴きください。
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先生 今晩は!
忙しくてお元気なのが一番です。
そしてブログが読めて、チェンバロも聴けるこのページがとても私の
お気に入りになりました。もう一つの解説講義兼演奏も聴きますが。
これからも楽しみに待っております。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。そうおっしゃっていただけると、「これからもブログを書くぞ!」という気持ちが湧いてきます!
八百板先生
こんばんは!
先生がどれだけ忙しいかが分かりました。
素晴らしい演奏だけでなく
先生ならではの解説
また、その収録のための準備など
本当に太っている時間は
ありませんね‼︎
同じ24時間なのに、
人によってこんなに
質が異なるなんて‥
でも、今回私は少しだけ
嬉しかったです。
先生にも、普通の人らしい所があると
分かったからです。
‥すみません。
天候が不順なので、
お体に気を付けてください。
コメントありがとうございます。
私だって普通の人ですよ。ただ、バロック音楽、チェンバロ、バッハに関しては人より蓄積があるというくらいです。
誰にだって人よりも優れたところはありますから、みんながお互いにそれを認め合う世の中になるといいですね。
お~~左手の16分音符音階的連下降時のフィンガリングが
興味深かったです。343434で音階。
Jazzフレーズでは日常茶飯事ですけれど・・・
確かにウイン原典版のように
2345と下降するために音楽と関係なく
1の指が出てくるよりもはるかに音楽的。
細かい所に気付いてくださって嬉しいです!
このフィンガリングは、じつはバロック時代の標準的なものです。バッハ自身も長男フリーデマンの音楽帳に同じようなフィンガリングを書き込んでいるんですよ。
結果として音階が不均等になりますが、それがバロック芸術の美学でもあります。