嬉しいプレゼント(写真付き)
写真に写っている黄色いもの、何だか分かりますか?
チェンバロスタジオに出勤したら、玄関に置いてありました。「ああ、きっとまたあの人からだ!」そう思ってスマホを見ると、昔からお世話になっている農家さんから「玄関に野菜を置きました」というショートメッセージが来ていました。
写真の黄色いものは食用菊です。私も含め新潟県の人にとっては当たり前のものなんですけど、全国的に見ると案外そうでもないみたいですね。調べてみたら、生産量が多いのは山形県、青森県、新潟県の順だそうです。
普通にスーパーで売っているのは赤紫色のものが多いですが、この農家さんから毎年頂くのは黄色い品種です。とっても香りがよく、さっと手早くゆでて三杯酢でいただきました。これを食べると「ああ、秋だなあ」と感じます。
秋と言えば、だんだん青空を見ることが少なくなってきました。「西高東低の冬型の気圧配置」っていうのが始まってるんです。これから春までの間、雪国新潟は長い内省の季節となります。チェンバロでバッハの音楽と向かい合う私にとって、内省はとても大切なもののように思えます。これからの季節の新潟の天気に文句をいう人もいますが、文句を言ったって新潟に雪が降らなくなるわけではありません。何事も「これがきっと一番なんだ」「これが恵みなんだ」と思うことで、道が開けてくるんだと思います。
少し前に収録したビデオをご紹介するのを忘れていました。ご覧下さい。
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私も雪国に住んでいますが、一時期、今住んでいる所よりもっと雪深い所に住んでいました。
「冬来たりなば春遠からじ」と言う通りで、冬の雪が深ければ深いほど、
春の雪解け、木の芽や若草が芽吹く季節の到来が喜ばしく感じられると思います。
イタリアよりも冬の寒さが厳しいドイツに生きたブクステフーデやバッハも、
冬(待降節~降誕節)から早春(四旬節~受難節)に音楽で内省を深め、
春(復活節)に喜びを音楽で表現する、それを生涯繰り返したのだろうと思います。
写真に写っている緑色のものは、標準語で言う「小松菜」ですね。
以前住んでいた所では「冬菜」と言いました。これからが旬です。
おっしゃるとおりですね。
「バッハを弾くには、ドイツの冬の厳しさが分かる雪国の人の方が有利だ」などと思うこともあります。
どのお野菜も新鮮で美味しそうです!
ご自分でつくり、プレゼント出来るのは嬉しいでしょうね。
先生の周りに素敵な方がおられていいですね。きっと心が
暖かくなり、音楽もますますいい響きになるのではと思います。
ありがとうございます。本当に新鮮でおいしくて、心があたたかくなります。