初雪でいきなり初出動(写真付き)
初雪なのにこんなに降るなんて!
前日からチラチラと降り始めた雪でしたが、朝起きてみるといきなり車の屋根に20cmも積もっています。今日は生徒さんがレッスンにいらっしゃるので、スタジオに出勤して最初にしたのが駐車場の除雪です。愛用の除雪道具たちが初出動しました。
「チェンバロのイメージと全然合わない」とよく言われますが、この菅笠は除雪のときは本当に重宝するので手放せません。除雪ってけっこう汗をかくんです。通気性のいいこの菅笠なら、軽いし、視界も広く、気持ちよく作業できます。最終的にダメになったらゴミに出さずに土に返すことができるので環境にも優しいです。東京の方などはご存じないかもしれませんが、この辺ではホームセンターで当たり前に売っている日用品なんですよ。
この前の冬は暖冬小雪(というか無雪)で、スノーダンプは一度も出動しませんでした。なので、本格的な除雪作業は約2年ぶりです。生徒さんの車一台分を除雪するのに30分くらいでしたが、何だかちょっと疲れてしまいました。今週一杯降り続くみたいなので、体が思い出してくれてすぐ調子を取り戻すでしょう。これから春まで、除雪が毎日の健康づくりになります。
雪との付き合いは、人を謙虚にしてくれると思います。やるしかない、と覚悟を決めてくれます。世の中は自分の思い通りにならないこともあるんだと、改めて気付かせてくれます。しかもそれが春までずっと続きます。でも、春になれば嘘のように全部消えて無くなる、と分かっているから受け入れやすいんだとも思います。私が演奏するバッハが、もし表面を撫でただけでなく地に足が着いたように感じていただけるとしたら、それは毎年のこの雪のおかげではないか、と思うのです。
追伸
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雪国の冬の暮らしは、大変なことが多いと思いますが
それだけに、春の訪れが喜ばしいのでしょうね。
久保田さんのチェンバロに、越後の春の花の絵を描いていただいたそうですね。
雪の積もる冬も、酷暑の夏も、チェンバロの蓋を開ければ春の花が咲いている
そういうことになるのでしょう。
ありがとうございます。春の喜び、まさにそのとおりです。
私のチェンバロのページも読んで下さって嬉しいです。
きっとドイツも冬は雪が積もったのではと思います。
バッハも雪に悩まされたのかな?など考えてみました。
あまりたくさんは積もらないらしいですが、北海道くらいの寒さでサラサラの雪質のようですよ。