お帰り、コントラバス(写真付き)
何年も知人に貸していた私のコントラバスが帰ってきました。
私のお城「見附チェンバロスタジオ」にこの楽器を置いておいても、もう私も弾く機会は無いのですが、自分を取り囲む楽器が一つ増えるとやっぱり気分がいいですね。知人に貸すまで、写真のここがコントラバスの定位置でした。かつての居場所に収まった彼(イタリア語のContrabassoはoで終わるので男性名詞です)も居心地が良さそうに見えるのは私の気のせいでしょうか。このブログを書きながらも、つい目の前にいる彼の方を見て、ニコニコしてしまいます。
今、毎週2曲のペースでバッハのチェンバロ曲の解説ビデオを収録していますが、その中でも私は事あるごとに「この旋律を弦楽器で弾くならボウイングはこうですね。それをチェンバロの演奏にも反映して」などと論じています。バッハも子供のときから弦楽器を弾いていましたから、彼のチェンバロ曲には弦楽器の発想がたくさん盛り込まれているんです。
私がバッハのチェンバロ曲の中に弦楽器の発想を見つけ、弦楽器を感じ、弦楽器ならどう弾くかをイメージできるのは、趣味レベルとはいえ実際に私が弦楽器を弾けるからだと思います。コントラバスの練習に集中して取り組んだのはもう20年くらい前の数年間でした。本当にやっていて良かったです。今こんな形で私の音楽活動に役立っているのですから。
追伸:
私とコントラバスとの関わりについては、↓こちらのページでも紹介しています。まだお読みになっていらっしゃらなかったらぜひ!
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帰ってきたコントラバスで思い出の1曲など
弾いてみられたたらいかがでしょうか?
コントラバスの独奏曲は全くしらないのですが。
スタジオできっといい響きになるのではと思っています。
ありがとうございます。
音階くらいは弾いてみました。
コントラバスは特にバッハの時代には完全に合奏のための楽器でして、独奏曲はひとつも無いんですよ。
昨日7月7日の朝、BSプレミアムの番組でコントラバスとピアノの演奏がありました。ナビル・シェハタ&カリム・シェハタという兄弟でした。
曲はバッハの「無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007」などでした。
チェロをコントラバスに置き換えた演奏とのことでした。なかなか落ち着いてきけるメロディの流れだと思いました。コントラバスの演奏者は立ちっぱなしで身をかがめての演奏なので、苦しくないのかななど思って聴いていました。
コメントありがとうございます。
自分でも弾いていたので分かりますが、コントラバスの演奏中の姿勢は全然苦しくなんかないんですよ。プロならば尚のこと、基本の立ち姿勢を守っての上でなら、身をかがめたりしても大丈夫なはずです。
お返事ありがとうございました!
わたしも弦楽器がほしかったのですが、バイオリンとか音だし3年(これもくやしいことに、どうもイスラエル人とかひゅっとできてしまうみたい、日本人が下手だと)というので、せまいマンションだし、無理やなあとおもっていたらビオラダガンバならフレットつきだからいける(なんせやさしいから「貴族の楽器」といわれる)とわかり、ほしいのですけど台数が圧倒的に少ないので様子見です。あと木管フルートもほしくなるんだろうなあ。。。。
「貴族の楽器」なんだと人に話したら「日本語では旦那芸というのだ」とただされました。
ガンバはいいと思いますよ。音が小さいし、音を出すのも簡単だし、筋力など全く要らないし、人間に優しい楽器です。
当時の楽器はガンバ以外もみんな人間に優しいですね。
なんと幅広い楽器体験なのでしょう❗️
素晴らしいですね♥️
私もピアノは小6、バレエ再出発は中1の夏でした。好きでたまらないことだったため 50歳まで続け バロックダンスと出会い いきなり舞台を踏むことになった40歳 その後 古楽講習会 都留音楽祭にダンスで参加 その時 岡田龍之介さんや
渡辺順生さんを知るところとなり なんとパーティーでバレエを披露することになり毎年の恒例になってしまいました❗️懐かしい思い出です。
ありがとうございます。
私も数年間ですが都留音楽祭に行きました! 始めの数回はチェンバロで、あと1回は三味線でしたけれど。私も懐かしいです。