バッハの弾き方30日間無料ビデオレッスン

(提供:八百板チェンバロ教室)

 

バッハという人は当たり前の曲を書かない人です。よね? もしあなたがバロック音楽をバッハしか知らないと気が付かないかもしれませんが、同時代の他の作曲家(ヘンデル、テレマン、ラモー、クープラン、スカルラッティなど)と比べてみると分かります。バッハはよっぽど特殊です。

舞曲もです。「ガヴォット」という舞曲はバッハの時代に現役で踊られていた人気の宮廷舞曲でした。ステップを反映した特徴的なリズムを持っていて、普通は聴いた瞬間に「ああ、これはガヴォットだ」と分かるものなのです。でもこのガヴォットは違います。ガヴォットのリズムが出てきません。それどころか、両手が厳格なカノンで始まります。

こういう厄介な曲をちゃんとガヴォットとして聞かせようと思ったら、小手先の工夫ではダメです。ちゃんと踊りのステップに立ち返って考える必要があるのです。

チェックポイント:

  • ガヴォットの基本リズム:1小節の中に1つの2分音符と2つの4分音符。冒頭には2つの4分音符のアウフタクト
  • ガヴォットのステップ:1つめの4分音符で片足を踏み出し、次の4分音符でジャンプし、(小節線を越えて)2分音符で着地し膝をまげてショックを吸収し膝を伸ばす
  • 小節線を越える所でダンサーはまだ空中にいるので、小節線をイン・テンポで通過せず、少し溜めると踊りやすくなるし、ガヴォットらしい演奏になる

 

では、以上の解説を踏まえて、この曲を通してお聴き下さい。

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