新発売のビデオ教材「八百板正己の詳しすぎるチェンバロおもしろレッスン」のサンプル映像の9個め~11個めを掲載しました。曲はバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻よりハ長調のフーガです。
サンプル9:フーガの主題を合唱で歌っているように弾くには?
合唱風のフーガの主題は、あたかも合唱で歌っているように、長い音符のメッサ・ディ・ヴォーチェをイメージさせる装飾音や、跳躍でのブレスなど、さまざまな工夫を凝らして弾きます。
サンプル10:フーガ演奏の醍醐味~アーティキュレーションを駆使した声部の弾き分け
合唱のフーガを模倣して、同じ8分音符の連続でも、ある声部は一つ一つの音で歌詞をしゃべるように区切り、別の声部は一つの母音でレガートにつなげたりします。
サンプル11:たった5小節の間に主題が8回登場!~驚くべきバッハの作曲技法
フーガが最も盛り上がるこの部分はストレッタ(主題の途中で別の声部が主題を重ねる作曲技法)の嵐。1拍遅れの5度、2拍遅れの8度、3拍遅れの3度、2拍遅れの7度、2拍遅れの5度と、この主題がもつすべての可能性がこの5小節に凝縮されています。
こちらのページをご覧ください。準備ができたものから随時追加していきます。