ある殿様とお抱えチェンバロ奏者の対話

 

むかしむかし、ドイツのある町に、音楽が大好きな殿様がいました。

ある晩のこと、心配事が重なってなかなか眠れない殿様は、お抱えのチェンバロ奏者を呼んで、気を紛らすためにチェンバロの演奏をご所望になりました。

 

●チェンバロ奏者:「殿、それでは組曲をおひとついかがでしょうか? ライプツィヒの音楽監督、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ氏が作りました、フランス組曲の第2番でございます。」

●殿様:「なに、組曲か? あの、踊りの曲を集めたものだな? 組曲は確か・・・ 流れるようなアルマンドで始まる決まりであったな?」

●チェンバロ奏者:「さようでございます。夜の物悲しい雰囲気にぴったりの曲でございます。」

♪演奏:フランス組曲第2番より アルマンド

 

●殿様:「組曲の2曲目は確か・・・ クーラントと決まっておったな?」

●チェンバロ奏者:「さすがは殿、お詳しい。」

●殿様:「クーラントといえば、今は亡きフランスのルイ14世陛下が大変得意にしていた踊りだ。威厳に満ちた曲であろう?」

●チェンバロ奏者:「それがです、殿。最近は我らがドイツにもイタリアから速くて軽いクーラントが入ってまいりまして、バッハ氏のこのクーラントも、流行を取り入れた速いイタリア風でございます。」

♪演奏:フランス組曲第2番より クーラント

 

●殿様:「組曲の3曲目は確か・・・ ゆっくりとしたサラバンドと決まっておったな? 重々しいオーケストラのイメージであろう? わしはヘンデルのこのようなサラバンドは好きであるぞ。」

♪演奏:ヘンデル作曲 組曲ニ短調より サラバンドの冒頭

●チェンバロ奏者:「それがです、殿。最近は我らがドイツにもイタリアから素晴しいオペラ歌手たちが大勢やってまいりまして、特にゆったりとした曲を即興で細かい音で飾る技が人気を博しております。バッハ氏のこのサラバンドも、まるでイタリア人がアリアを歌っているような趣でございます。」

●殿様:「なに、またイタリア風か? わしの憧れはフランスだぞ。」

●チェンバロ奏者:「これも時代の流れでございますので。」

♪演奏:フランス組曲第2番より サラバンド

 

●殿様:「組曲は確か・・・ 次のジーグで終わるのであったな?」

●チェンバロ奏者:「それがです、殿。最近では・・・」

●殿様:「またイタリアか?」

●チェンバロ奏者:「いえ、イタリアは関係ございません。最近では、最後のジーグの前に、はやりの曲などを挟むようになっております。バッハ氏はここで、エールという、4拍子の曲を入れてございます。」

♪演奏:フランス組曲第2番より エール

 

●殿様:「して、今度こそ最後のジーグか?」

●チェンバロ奏者:「いえ、バッハ氏はここでもう一つ、メヌエットを入れております。」

●殿様:「なに、メヌエット? いつも舞踏会でわしも踊っておる、あのメヌエットか?」

●チェンバロ奏者:「さようでございます。」

●殿様:「あのような流行の踊りまで組曲に入るようになったのか? 時代は変わるものであるな。」

●チェンバロ奏者:「しかもです、バッハ氏はつい最近、追加で第2メヌエットを作りまして、本日はこれも併せてお聴きいただきます。巷に出回っております楽譜にはまだほとんど載っていない、珍しいものでございます。2つのメヌエットを繰り返し弾くことで、舞踏会で楽師たちが延々とメヌエットを弾き続ける様子をまねするのでございます。」

♪演奏:フランス組曲第2番より メヌエットI,II

 

●殿様:「うむ。昨日の舞踏会が目に浮かぶようであったぞ。して、今度こそ最後のジーグか?」

●チェンバロ奏者:「はい。しかも、殿のお好きなフランス風のジーグでございます。」

●殿様:「おお、フランス風か。わしも一度でよいからヴェルサイユ宮殿で、本場フランス宮廷バレエのジーグを見てみたいものだ。」

●チェンバロ奏者:「恐れながら、殿のようなご身分ではヴェルサイユに立ち入ることは叶わぬと存じ・・・」

●殿様:「それを申すな! まあよい。せめてそなたのチェンバロでヴェルサイユに行った気持ちにさせてもらおう。」

●チェンバロ奏者:「光栄でございます。」

♪演奏:フランス組曲第2番より ジーグ

 

バッハの美しい音楽を聴いてすっかり心穏やかになった殿様は、その夜、ぐっすり眠ることができましたとさ。めでたしめでたし。

 

♪        ♪        ♪

 

上の物語からどんな知識が得られましたか?

  • アルマンドはどれも流れるような曲だということ
  • クーラントにはフランス風とイタリア風の2種類あること
  • バッハがサラバンドにイタリア人歌手の即興的装飾を取り入れていること
  • バッハの時代になるとサラバンドの後に流行の曲を追加するようになったこと
  • メヌエットを2つ用意して繰り返すのは舞踏会での演奏をまねしたものだということ
  • ジーグにもフランス風とイタリア風があること

でも上の物語で私が一番お伝えしたかったのは、バッハの組曲を聴くときに「次はどう来る?」と予想しながら聴く楽しみ方がある、ということです。

そのためには、当時の人々にとっての「組曲とはこういうものだ」という約束事を知っている必要がありますね。

 

バッハの組曲は特殊

じつは、同時代の他の組曲と比べて、バッハの組曲はよほど特殊なのです。

「誰も作ったことのないタイプのクーラント」とか「ほとんどサラバンドらしくないサラバンド」とか。とにかく当時の常識をどこまで踏み越えることができるのか、限界に挑んだのがバッハの組曲です。

そういうバッハの特殊な組曲は、当時の当たり前の組曲の約束事(歴史的背景)を知っている人にとってはとても刺激的です。

「すごいね! そこまで冒険しますかバッハさん!」

と、驚きと興奮をもって楽しむことができるのです。

 

バッハの組曲を「何となく」聴くと こんなにつまらない

逆に、当時の人々にとっての組曲の約束事を知らないまま、何となくバッハの組曲を聴くとどうなるでしょう?

「何だかとりとめもなく短い曲がいつまでも続くなあ。」

「クーラント、と言ったって、拍子も速さも全部ばらばらじゃないか。何がクーラントなんだ?」

「まだ終わらないのか? こんなに楽章が多い必要はあるのか?」

「結局、バッハはこの組曲で何が言いたかったんだ?」

 

バロック時代の宮廷舞曲の歴史的背景を学んでください。
そうすれば、あなたにはこんな未来が開かれます。

  • バッハの時代の聴き手にとって何が当たり前で、何が新しく新鮮だったか。次にどんな展開になることが予想されるのに、それをどんなふうに裏切られるのか。あなたはバッハの組曲の新作初演に立ち会うようなワクワク感をもって聴ける知識を身につけるでしょう。

バッハは本当にたくさんの組曲を作りました。チェンバロ用の組曲だけでも、6つのイギリス組曲、6つのフランス組曲、6つのパルティータのほか、単独で伝わる組曲が12曲もあります。無伴奏ヴァイオリンのための3つのパルティータや、無伴奏チェロのための6つの組曲、無伴奏フルートのためのパルティータもあります。オーケストラ用に4つの管弦楽組曲もあります。

それらのすべてについて、上の物語のように、当時の聴き手の気持ちで楽しむことができるようになるのです。

 

あなたは楽器を弾きますか?

あなたはピアノでバッハを弾くのでしょうか? それとも、ギターやヴァイオリンやフルートなどでバッハを演奏するのでしょうか? メヌエットやガヴォットといったバロックの舞曲は弾きますか?

それならぜひ、バロック時代の宮廷舞曲の歴史的背景を学んでください。
そうすれば、あなたにはこんな未来が開かれます。

  • まさに目の前で王侯貴族が踊っているような、踊る喜びに満ちた演奏があなたもできるようになるでしょう。
  • さらに、作曲家がチェンバロに託した、リュートやヴァイオリンなど他の楽器の響きのイメージを演奏に反映できるようになるでしょう。
  • 歴史や様式や作曲法の深い裏付けを得て、各舞曲のテンポや弾き方について確かな指針を持つことができ、あなたの演奏には自信がみなぎるでしょう。

 

あなたは音楽教室などで生徒さんを指導していますか?
それならぜひとも、バロック時代の宮廷舞曲の歴史的背景を学んでください。
そうすれば、あなたにはこんな未来が開かれます。

  1. ピアノで楽譜どおりに弾いただけでは生徒さんになかなか好きになってもらいづらいバロックの舞曲を、優雅なリズム感に魅せられて大好きになってもらえるでしょう。
  2. 初級者のための易しいメヌエットでさえ、それらが持つ本当の楽しさと美しさをあなたは自信を持って生徒さんに伝えられるようになるでしょう。

 

その未来をあなたも手に入れてください

バッハの組曲を始めとするバロック時代の宮廷舞曲について、ありったけの情報を詰め込んだビデオ教材があります。音楽事典を見ても載っていない、ピアニストに聞いても分からない秘密だらけです。

バロック時代の宮廷舞曲についての知識をここまで体系的に理解してまとめるのに、私は20年かかりました。プロのチェンバロ奏者からしか聞けない秘密の情報を、苦労して身につけた私ならではの分かりやすい解説で受け取ってください。

 

オンライン・ビデオ教材「バッハの組曲を10倍楽しむ完全ガイド」(新版)

音楽事典を見ても載っていない、ピアニストに聞いても分からない。
バッハのフランス組曲を始めとする宮廷舞曲を
楽しく聴き、美しく演奏し、的確に指導できるようになりましょう。

 

【出演】
八百板正己(解説とチェンバロ演奏)

【収録時間】
本編動画11本(4時間8分)
参考動画182本(10時間39分)※
合計193本(14時間47分)※
※ 今後もバッハの舞曲を収録する都度、追加し続けます

【45問の理解度確認テスト】
〇×式の問題に答えてフォームを送信すると、ただちに正解と解説がメールで届きます

【郵送資料】
「バッハが作ったすべての舞曲の内訳」(A3)
「ヘンデルのチェンバロ組曲集第1巻(1720年)の楽章構成」(A4)
「ヴォーカル・ピラミッド」(A4×4ページ)

【視聴方法】
パソコン、スマートフォン、タブレットなどで専用のウェブサイトにインターネット接続して視聴します

【動作環境】
通常のウェブサイトを表示でき、YouTubeで動画が再生できるなら大丈夫です。特に最新の機器である必要はありませんし、機種も選びません

【企画、制作】八百板チェンバロ教室

 

気軽に見ているだけで必要な知識とセンスが自然に身に付く

4時間8分におよぶ本編動画のほぼ全編にわたって丁寧に字幕をつくりました。わざわざメモを取ったりしなくても、気軽に見ているだけで必要な知識とセンスが自然に身に付くように工夫したのです。

字幕を作るに当たっては、私が話すそのままではなく、言い換えたり、語順を入れ替えたり、言葉を補ったり省略したり、字幕だけを追っても内容がきちんと理解できるようにしました。それだけ分かりやすいものができたと自負しています。

10時間以上にもおよぶ参考動画

私は今、バッハのすべてのチェンバロ曲を10年かけて詳細な解説とともに収録するプロジェクトを進めています。バッハの舞曲もずいぶんたくさん収録しました。それらの舞曲の演奏とワンポイント解説の動画を、収録が進む都度このビデオ教材にもどんどん追加しています。

本編動画では時間の関係で、どの曲も冒頭の数小節しか紹介できませんでした。でも、本編動画のすぐ下に関連する舞曲の参考動画がずらっと並んでいるので、曲全体を聴きたい時にすぐに聴くことができます。

45問の理解度確認テスト

章ごとに重要な事柄の理解度を確認できるテストをご用意しました。〇×式の問題に答えて送信すると、ただちに正解と解説がメールで届きます。何度もチャレンジして、バッハの時代の舞曲についての理解を確実に身に付けましょう。

理解度確認テストを使った効率的な学習法(1)

普通は「まずビデオ本編を見て、それから理解度確認テストをする」という順に取り組む人がほとんどでしょう。

けれども、学習効率を上げるには、その逆も効果的です。

つまり、まず理解度確認テストの問題を見てみます。そして「こういう事柄を質問されるのか」と把握したうえで、その答えを探すつもりでビデオ本編を見るのです。

理解度確認テストを使った効率的な学習法(2)

一度学習してからしばらく間を空けてもう一度復習すれば、バッハの組曲についての必須の事柄をよく覚えることができます。そうはいっても、4時間以上ものビデオ本編を何度も見直す時間はなかなか取れませんよね?

でも、理解度確認テストをもう一度チャレンジするだけなら短時間で済むでしょう。その上で、間違えた項目だけビデオ本編を見直せば、少ない学習時間で効率よく復習できるのです。

 

便利なオンライン・ビデオ教材

この教材は、従来のようなDVDではなく、パソコンやスマートフォンで専用のウェブサイトから視聴するようにしました。そのことによって、

  • わざわざDVDプレーヤーを起動させたりしなくても、 インターネットで調べ物やメールチェックをするついでに、見たいときに気軽に視聴できます。
  • スマートフォンでご覧になるなら、いつでもどこでも、移動中のちょっとした隙間時間にも学習を進めることができます。
  • 視聴する機器の台数に制限はありません。家ではパソコンで、外出先ではスマートフォンで、出張先ではホテルのパソコンで・・・。ご購入後にご案内する専用の視聴ウェブページのアドレスさえメモして持ち運んでいれば、いつでもどこでも視聴できます。

 

本編動画目次:

第1部:組曲100年の歴史とバッハの位置付け

第1章:組曲の成立と発展の歴史

1.1 組曲とは
1.2 ルネサンス
1.3 バロック初期
1.4 バロック中期(フランス)
1.5 バロック中期(ドイツ)
1.6 バロック後期(フランス)
1.7 バロック後期(ドイツ)
1.8 古典派

第2章:バッハが作ったすべての舞曲(全259楽章)の内訳と傾向の分析

2.0 表の見方
2.1 組曲の形式
2.2 パルティータ
2.3 序曲
2.4 ソナタ、協奏曲
2.5 新しい舞曲の特徴

第3章:「組曲」の意味~バッハとヘンデルを比べて

3.1 バッハにとっての「組曲」
3.2 ヘンデルにとっての「組曲」

第4章:バッハの鍵盤組曲の変遷

4.1 初期の鍵盤音楽
4.2 イギリス組曲(全6曲)
4.3 フランス組曲(全6曲)
4.4 パルティータ(全6曲)
4.5 バッハ以降
4.6 組曲は発展と規模拡大の頂点で滅んだ
4.7 質疑応答
(1)カプリッチョについて
(2)フランス組曲の易しい楽章は教育目的か
(3)民衆が踊っていた舞曲

 

第2部:各舞曲の特徴と踊るような演奏のための秘訣

第5章:バッハの時代の人気舞曲(メヌエット、ブーレ、ガヴォット)

5.1 バッハの時代に現役で踊られていたことによる特有の書法
5.2 メヌエット
5.3 ブーレ
5.4 ガヴォット

第6章:組曲の骨格である4つの伝統的舞曲

6.1 アルマンド
6.2 クーラント
6.3 サラバンド
6.4 ジーグ

第7章:踊るような演奏のための、バロック時代の強弱に関する意外な規則

 

第3部:舞曲鑑賞の楽しみ方

第8章:リュート風とヴァイオリン風

8.1 リュート風=フランス起源の組曲の伝統
8.2 ヴァイオリン風=イタリアからの新しい音楽
8.3 フランス組曲の全アルマンドを検証する

第9章:似たものどうしの聴き分けクイズ(バッハのフランス組曲から)

9.1 2分の2拍子(ガヴォットとブーレ)
9.2 クーラント(フランス風とイタリア風)
9.3 サラバンド(オーケストラ風とアリア風)
9.4 サラバンドのリズム(短+長、長+短、混合)
9.5 ジーグ(フランス風、イタリア風、ドイツの4拍子、ドイツの16分音符多用)

第10章:予測しながら聴き進む知的で高度な組曲の楽しみ方

 

ビデオ教材のサンプル

上の方で私は「音楽事典を見ても載っていない」「私ならではの分かりやすい解説」と言いました。それが本当かどうか、あなたの目で確かめてください。

サンプル1:ガヴォットの最初の音を1拍目だと誤解されないためには?

ガヴォット最初の音は、普通に聞くと1拍目として聞こえがちですが、じつはアウフタクトです。どう弾けば楽譜どおりに1拍目の位置を伝えられるでしょうか?

ガヴォット特有の、ジャンプから着地への動きの曲線美を鍵盤楽器の演奏で伝えるには、どういう工夫が考えられるでしょうか?

※ 特にスマホなどで、この下に埋め込み動画が表示されない、あるいは再生ができない場合、画面右上のメニューボタン(縦に3つ点が並んだ所)を押して、再読み込み(丸い矢印)を押してください。

 

サンプル2:サラバンド特有のリズムを体験する簡単エクササイズ

サラバンドに特有のリズムを体験してみましょう。腕を動かすだけの簡単なエクササイズです。

 

こういう人には向いていません

今ご案内しているビデオ教材は、残念ですがこういう人には向いていません。

「私もグレン・グールドのように弾きたい」

「私もアンドラーシュ・シフとそっくりに弾きたい」

あなたがもしこういう願いをお持ちなら、私はあなたのお役には立てません。彼らの演奏はYouTubeで無料で聴き放題です。どうぞそちらを頼ってください。

 

私のビデオ教材がお役に立てるのは、以下のような疑問をお持ちの方々です。

「バッハの時代には実際どう演奏されていたのだろう?」

「この楽譜をどう弾けば、まるで目の前で王侯貴族が踊っているかのような演奏ができるのだろう?」

 

想像してみてください

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バッハの組曲を聴くときのポイントを知らないまま聴いていた時と比べて、バッハの組曲が10倍楽しく聞こえ始めたら

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まさに目の前で王侯貴族が踊っているような、踊る喜びに満ちた演奏があなたもできるようになったら?

どんな気持ちがしますか?
音楽事典を見ても載っていない、ピアニストに聞いても分からない、プロのチェンバロ奏者が何十年もの研究と試行錯誤の末に見出した、バッハの組曲についての貴重な情報が、すべて自宅にいながら手に入れられたら

あなたにとって どれくらの価値?

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お客様の声

お買い上げいただいたお客様から嬉しい感想を頂いています。

島根県に在住ですがチェンバロのレッスンに大阪まで毎月一回通う高速バスのなかでずっと聞かせていただきました。
大変面白くのめり込みました。5時間の旅があっという間に過ぎました。
何回も見ようと思っています。
辺鄙な所では勉強しようと思っても都会まで出なければならず、ましてやバッハ組曲に特化した講座はなくとても勉強になりました。

(島根県 匿名様)

購入のきっかけは、趣味で吹いているトラヴェルソのレッスンでヘンデルのトリオソナタの緩楽章をサラバンドのように吹くよう先生に言われたのですが、サラバンドの踊りのイメージが分からずYoutube動画をチェックしたら八百板さんの動画サンプルが出てきて、「これは面白そうだ」と即購入しました。

まだサラッと一回視聴しただけですが、すごく面白くて、バロック音楽のテンポ・ルバートや強弱の謎が少し理解解読、体感できてきたと感じてます。で、どう曲を演奏すれば良いのか、何となく理解ができてきたような気がしてます。 まだまだ理論に馴染めていないので、何度も繰り返し視聴して体で理解していきたいと考えてます。

(東京都国分寺市 E様)

アルマンド、クーラント、サラバンド—とダンスを根底にした拍やリズムのとり方を知ると、音楽が急に生き生きとしてきます。そして、同じクーラントでもイタリア風だったり、フランス風だったり、知れば知るほど面白くなってきます。

また、鍵盤楽器の譜面から、リュートやヴァイオリンを想像して演奏することで、アーティキュレーションがクリアになり、音楽に立体感が出てきます。何百年経っても楽譜は残りますが、実際に当時のように演奏するのは、楽譜だけ見ていては不可能だという事がよくわかります。

八百板先生の簡潔な説明と演奏で、組曲の骨格が見えてきたように思います。今まで何となく弾いてモヤモヤしていたものが、気分良く練習できそうです。

例えば、同じ四分音符や八分音符でも曲の特徴を知ると、強弱だけでなく、自然に音の質や長さも微妙に変化していくように思います。一小節の中で伸び縮みが生じると、音楽が生き生きしてくる感じでしょうか。

本当にありがとうございました。また、繰り返し、拝見、拝聴したいと思います。

(東京都墨田区 S様)

書店で見かける本はどれも難しすぎて読めませんが、八百板先生の解説はとてもわかりやすいと思います。私はこの講座を、フランス組曲の2番をどうにか弾き終えたところで受講したので、とてもタイミング良く学べたように感じています。

バロックダンスの踊り方がいちばん理解するのに難しく、そこだけ何回も見てしまいました。

解説字幕があるのも良かったです。それと、紙に印刷した資料を頂けるのも私にはとてもうれしいです。

(東京都練馬区 O様)

さあ、次はあなたの番です。世界最新の動向に追いつくための投資を、今すぐ決断しましょう。一日でも早いほど、あなたの音楽人生は一日早く豊かになるのです。

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  • バッハの時代の聴き手にとって何が当たり前で、何が新しく新鮮だったか。次にどんな展開になることが予想されるのに、それをどんなふうに裏切られるのか。あなたはバッハの組曲の新作初演に立ち会うようなワクワク感をもって聴ける知識を身につけるでしょう。

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  • さらに、作曲家がチェンバロに託した、リュートやヴァイオリンなど他の楽器の響きのイメージを演奏に反映できるようになるでしょう。
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講師紹介

八百板 正己(やおいた まさみ)
1967年新潟県長岡市生まれ。横浜国立大学大学院工学研究科修了。
チェンバロを岡田龍之介、渡邊順生の両氏に、指揮法を樋本英一氏に師事。
第15回、第19回、第21回古楽コンクール(チェンバロ部門)ファイナリスト。
新潟県見附市にチェンバロ専用スタジオを構え、チェンバロ教室を主宰。
新型コロナ禍を機に、インターネットを使ってバッハの本当の弾き方を発信する活動へと全面的に切り替える。
バッハのすべてのチェンバロ曲の詳細な弾き方を、10年かけて500時間のビデオで解説し尽くすプロジェクトが進行中。
日本チェンバロ協会会員。
新潟大学教育学部非常勤講
2018年に書籍「超効率バッハ練習法~プロのチェンバロ奏者からピアノ愛好家への贈り物」を出版。
新潟県三条市在住。

八百板正己の音楽歴

講習会

  • 「チェンバロ演奏から学ぶインヴェンション&シンフォニア演奏解釈講習会」
    2006年5月~6月(全4回)見附チェンバロスタジオ
  • 公開講座「バロック舞曲の演奏法と鑑賞法~バッハのフランス組曲を中心に」
    2008年8月~11月(全4回)見附チェンバロスタジオ
  • チェンバロ・レクチャーコンサート「平均律クラヴィーア曲集第1巻(全曲)」
    2011年4月~7月(全4回)見附チェンバロスタジオ
  • 講習会「チェンバロ演奏家からしか聞けないバッハのインヴェンション(全15曲)の本当の姿」
    2015年4月 新潟市民芸術文化会館
  • 講習会「チェンバロ演奏家からしか聞けないバッハのシンフォニア(全15曲)の本当の姿」
    2015年9月 新潟市民芸術文化会館
  • 連続講習会「チェンバロ演奏家からしか聞けない平均律クラヴィーア曲集第1巻(全曲)の本当の姿」
    2016年5月~8月(全4回)新潟市民芸術文化会館
  • 音楽講習会&ダンス体験会&コンサート「朝から夜までバッハの舞曲に浸る3日間」
    2017年8月~10月(全3回)新潟市北区文化会館
  • 講習会&演奏体験&コンサート「バッハ最愛の鍵盤楽器クラヴィコードに浸る一日」
    2017年3月 新潟市民芸術文化会館
  • 連続講習会「インヴェンションとシンフォニアの全ての装飾音とアーティキュレーション」
    2019年7月~11月(全5回)新潟市民芸術文化会館

レクチャーコンサート

  • チェンバロ演奏とお話の会vol.1「平均律クラヴィーア曲集第1巻(全24曲)」
    2009年1月~2011年2月(全24回)ギャラリー mu-an
  • チェンバロ演奏とお話の会vol.2「ゴルトベルク変奏曲(全曲)」
    2011年5月~2012年3月(全6回)ギャラリー mu-an
  • チェンバロ演奏とお話の会vol.3「イギリス組曲(全6曲)」
    2012年7月~2013年5月(全6回)ギャラリー mu-an
  • チェンバロ演奏とお話の会vol.4「平均律クラヴィーア曲集第2巻(全24曲)」
    2013年7月~2015年5月(全12回)ギャラリー mu-an

コンサート

新潟県内を中心に、群馬、山形、長野、東京、神奈川、茨城にて
1999年10月~ 計600回

チェンバロ教室

「八百板チェンバロ教室」を主宰し、過去25年の間に100人以上の方に4500時間を超えるチェンバロ指導を提供

音楽雑誌掲載歴

「ピアノの情報誌ムジカノーヴァ」(音楽之友社)2004年1月号に、「バロック音楽お国めぐり~バッハだけじゃない!魅力探訪の旅」と題して解説記事を寄稿

著書

「超効率バッハ練習法~プロのチェンバロ奏者からピアノ愛好家への贈り物」2018年1月 自費出版

公共ホール主催のチェンバロ普及事業での講師歴

  • 音楽鑑賞会「チェンバロの実演で聴くバロック音楽の世界」
    1998年4月~1999年3月(全11回)栃尾市公民館
  • 音楽鑑賞会「チェンバロの実演で聴くバロック音楽の世界」
    1999年5月~11月(全7回)栃尾市公民館
  • チェンバロ体験講座「バッハを弾こう」
    2001年7月~9月(全8回)長岡リリックホール
  • 夏のチェンバロ体験in長岡
    2002年7月~9月(全12回)長岡リリックホール

指揮活動

新潟バッハ管弦楽団&合唱団
(2015年にプロ・アマチュア混成の80人規模のバッハ専門演奏団体を立ち上げ、音楽監督として指揮指導を続け、5年間に15回の公演を行う)

コンクール歴

第15、19、21回古楽コンクール(チェンバロ部門)ファイナリスト

師事

チェンバロを渡邊順生、岡田龍之介の各氏に、指揮を樋本英一氏に師事

共演歴

  • 群馬交響楽団
  • 風岡優(元群馬交響楽団コンサートマスター)
  • 片野耕喜(山梨大学大学院教授 テノール)

ほか多数

割引は13日の正午までの限定です。お急ぎください。