バッハの弾き方30日間無料ビデオレッスン
(提供:八百板チェンバロ教室)
今日の問題提起:
バッハに限らず、けっこうよく使われるリズム「ターンタタン」(8分の3拍子で1拍目が付点8分音符)があります。これ、危険なんです。テンポを上げていくと、多くの人が4分の2拍子のようにリズムが崩れていくのです。名ピアニストであるブーニンの祖父に当たるゲンリヒ・ネイガウスも、その著書『ピアノ演奏芸術』の中で同じことを批判しています。
もしかしたらあなたも、自分では気が付かないまま同じような癖を持ってしまっているかもしれません。それを防ぐ練習法をお伝えしますので、これからは安心してこのリズムの曲に取り組んでください。
ビデオの要約:
- 8分の3拍子で1拍目が付点8分音符であるリズム「ターンタタン」は、テンポが速いと「4分の2拍子」のようにリズムが崩れて演奏されてしまうことがとても多い
- それを避けるためのフレーズの捉え方:1拍目をフレーズの終わりとして、小節線をまたいだフレーズで取る
- 効果的な練習法:小節線をまたいだフレーズごとに(つまり1拍目が来るごとに)フェルマータを付けて練習し、繰り返しながら徐々にフェルマータを短くしていく
では、以上の解説を踏まえて、この曲を通してお聴き下さい。
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