八百板正己の詳しすぎるチェンバロおもしろレッスン-ビデオ視聴ページ

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それでは、合計2時間9分のビデオをじっくりとお楽しみ下さい。

1曲目 J.S.バッハ作曲: 前奏曲 ハ長調 BWV939

(00’19”)バッハの最も短い鍵盤曲
(00’55”)楽譜どおりに弾くと・・・
(01’45”)あるべき姿で弾くと
(02’37”)チェンバロだと音色を選ぶ必要あり
(03’23”)左手最低音を含むオクターブ→壮大

(04’21”)前奏曲は本来即興で弾くもの→自由なリズムで緩急自在に
(05’14”)1~3小節:前奏曲の役割:主要3和音の提示
(07’24”)4~5小節:左手に主題、右手はシンプルな和音(オルガンの前奏曲に結構ある)
(08’54”)6小節後半~7小節始め:弱さを表す
(10’10”)8小節始め:不協和音とその解決

(11’12”)8小節終わり~9小節始め:左手が初めて4度跳躍→終止(ritする)
(12’50”)9~11小節:1~3小節に対応
(14’40”)13小節:両手が細かく動く、右手最高音→盛り上がり(難しそうにしつこく弾く)
(15’49”)14小節:即興演奏→緩急自在に
(17’47”)15小節後半~16小節:終止→左手短く、最後の音の前では右手も短く(オルガンに由来)

(20’21”)(始めから終わりまで通して演奏)

 

2曲目 J.S.バッハ作曲: インヴェンション 第1番 ハ長調 BWV772

(00’20”)2声だけれどチェンバロの音色なら2声でじゅうぶん充実→バッハを信じること
(02’07”)「ポリフォニーといえば声楽」という当時の共通認識あり
(02’58”)2声だけれど精神は合唱:歌詞を言えるテンポ
(03’53”)主題のフレージング:16分休符が分かるように
(04’32”)歌で子音が入るようなところには、わずかにすき間を空ける

(05’56”)1拍目と3拍目の最初の音は前のフレーズ→4音均等に弾かない
(07’13”)2小節:左手「強弱」=「長短」
(09’31”)3~4小節:主題の転回形
(11’07”)5小節始め:不協和音(タイがあったら繋留による不協和音)
(12’27”)カデンツ(6~7小節、14~15小節)で分けられる3部分

(14’49”)5~6小節左手:順次進行は旋律らしくつなげる
(15’47”)7小節1拍右手:休符を恐れない(左手に譲るという積極的な意味)
(18’04”)8小節:左手の主題をよく聴かせる工夫
(20’05”)11小節左手:最高音
(22’34”)13小節始め:不協和音

(24’14”)13小節後半~14小節前半:両手で動く→盛り上がり(難しそうにしつこく弾く)
(25’32”)14小節中:右手に減5度と減7度
(28’02”)15~18小節:シンプル(直前とのコントラスト)、掛け合いの間合い
(31’32”)16、17、18、19小節各始め:不協和音→保つ
(34’08”)装飾音で伸ばす可能

(35’29”)20小節:最高音
(36’33”)20小節4拍:トリルを入れてもいい
(37’06”)21小節後半右手:ここだけ歌えないのは右手が実質2声だから
(38’07”)21小節終わり~22小節:バロックでは最後の2または3音で急激なrit
(38’59”)22小節:最低音

(40’12”)(始めから終わりまで通して演奏)

 

3曲目 J.S.バッハ作曲: 平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲とフーガ 第1番 ハ長調 BWV846

(00’36”)リュート風・・・指ペダル
(01’27”)5声の音楽
(02’16”)リュート風・・・指ペダル
(02’53”)テンポは? 1小節の間で和音が変わらない・・・遅すぎない
(03’49”)初稿はもっとずっと短い

(04’11”)初稿は途中から和音で表記・・・即興的に自由なリズムで分散する
(05’40”)1~4小節:主要3和音を提示(前奏曲の基本的な機能:後に続く曲の調を示す)
(06’30”)楽器の音域の中央(単音)から始まって楽器の音域の最低音で終わる
(07’00”)フーガは楽器の音域の中央(単音)から始まって楽器の音域の最高音で終わる
(07’40”)5小節:楽器の音域の最高音までは3度の余裕

(08’06”)フーガの20小節:楽器の音域の最低音までは3度の余裕
(08’36”)5~6小節:ソプラノ「ラレ」、7~8小節:ソプラノ「ソド」、9~10小節:バス「ラレ」
(09’56”)9小節~11小節:バスはカデンツの跳躍・・・明確に弾く
(10’33”)曲の始めからここまで演奏
(11’16”)8小節:バスとテノールの短2度の表情

(11’55”)11小節:冒頭に対応することが分かるように弾き始める(そして裏切る)
(12’31”)12小節、14小節:減七の和音は特別の表情で
(13’02”)15小節:対照的に素晴らしく澄んだ響き
(13’41”)16小節:バスとテノールの短2度の表情
(13’56”)17小節~19小節:バスはカデンツの跳躍・・・明確に弾く

(14’28”)11小節からここまで演奏
(14’57”)19小節:冒頭に対応することが分かるように弾き始める(そして裏切る)
(16’00”)21小節~23小節:ここだけ3小節のまとまり・・・居心地悪く弾く
(17’25”)22小節:減七の和音は特別の表情で
(17’36”)22小節~23小節:バスの減3度は特別な表情(作曲の規則違反だったので)

(18’00”)23小節:ものすごい不協和音
(18’46”)24小節~:バスの属音保続(オルゲルプンクト)・・・もうすぐ終わりの合図
(19’56”)26~27小節:終わりを予想させておいて(そして裏切る)
(20’43”)28小節:減七の和音は特別の表情で
(21’20”)30~31小節:終わりを予想させておいて(今度こそ終わる)

(22’12”)32小節:ついに最低音
(23’24”)33小節~34小節3拍:右手は3音ずつのまとまり・・・即興演奏のように
(24’42”)(前奏曲を始めから終わりまで通して演奏)

 

(00’25”)4つのパートが順に登場
(01’16”)合唱風
(02’07”)エピソード(主題を弾かない繋ぎの部分)を持たない古い様式のフーガ
(03’12”)24回(曲集の曲数と同じ)の主題の入り
(03’49”)主題の8分音符のアーティキュレーション:順次進行は子音でわずかに切れる感じ、跳躍進行は強い子音ではっきり分かれる感じ

(05’25”)主題中の長めの2つの音:メッサ・ディ・ヴォーチェの効果を装飾音で表す可能性
(07’10”)3小節1拍:アルトは跳躍の所で大きくブレス
(07’50”)4小節1拍~2拍:アルトは(母音で伸ばすなら)レガート、テノールは子音でわずかに切れる
(08’59”)各声部のアーティキュレーションを弾き分けるのがフーガの醍醐味
(09’59”)始めから7小節までを演奏

(10’35”)7小節:もうストレッタ(主題の途中でさらに主題を重ねる)
(10’55”)ストレッタ=神が定めた数の比例の法則にかなう=信仰心
(13’29”)10小節:ストレッタ
(13’47”)12小節2拍~3拍:アルトの半音階は特別の表情で
(14’45”)13小節1拍裏:アクセントを速いアルペッジョで表す

(15’22”)13小節3拍:減七の和音の表情を遅いアルペッジョで表す
(15’40”)13小節4拍~14小節:カデンツ・・・いけない表現が集中した部分が一区切りする
(16’33”)7~14小節までを演奏
(17’23”)14小節~:ストレッタの嵐
(18’27”)15小節:バスとソプラノが2拍8度のストレッタ

(19’11”)16小節~17小節:ソプラノとテノールが3拍3度のストレッタ
(19’51”)16小節~17小節:アルトとテノールが2拍7度のストレッタ
(20’31”)17小節:テノールとバスが2拍5度のストレッタ
(21’49”)14~19小節までを演奏
(22’23”)19小節:テノールとアルトが主音からでない入り

(23’34”)19小節3拍:ピカルディ終止
(24’23”)19小節3拍ソプラノ:アルトより早めに切り上げて「レソ」の誤解を防ぐ
(25’41”)20小節~21小節:ソプラノとテノールが3拍6度のストレッタ
(26’40”)21小節3拍~:バスに長めの属音・・・もうすぐ終わりの合図
(27’29”)23小節1拍:バスが第7音で不安定な感じをアルペッジョで表す

(28’17”)23小節:上3声はアーティキュレーションで弾き分ける
(30’02”)23小節4拍~24小節:カデンツ・・・わずかにrit
(30’24”)24小節~:バスの主音保続は途中で弾き直してよい
(30’32”)25小節4拍:3声そろって動く→しつこく弾く
(33’31”)27小節:ついに最高音
(33’44”)26小節~27小節:32分音符は即興演奏・・・自由なリズムで

(34’51”)(フーガを始めから終わりまで通して演奏)