モーツァルトからバッハへ
美味しいディナーとワインとともに 静かに心安らぐ極上のクリスマスをどうぞ
タイムテーブル
★ 17:30~
ウェルカム・ミニコンサート
★ 18:00~
キャンドルサービスとパイプオルガン
★ 18:10~
ディナータイムのパイプオルガンBGM
★ 19:15~21:00
フルート、ソプラノ、チェンバロ、パイプオルガンによる 心安らぐ美しい調べ
曲目
モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-1791):
●5歳のときの初作品
●フルート・ソナタ ヘ長調 KV13
●「初心者のための小さなソナタ」ハ長調 KV545
ヘンデル(George Frideric Handel 1685-1759):
●オラトリオ「メサイア」より 第16曲「大いに喜べ」
●アリア「かわいい花、龍涎香の花びらよ」HWV204
●アリア「おまえたち、暗い墓穴から」HWV208
クープラン(François Couperin 1668-1733):
●「聖水曜日のための聖務日課」より 第1ルソン
テレマン(Georg Philipp Telemann 1681-1767):
●カノン風ソナタ 第1番 ト長調
バッハ(Johann Sebastian Bach 1685-1750):
●フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1034
●「マタイ受難曲」BWV244より 第49曲「愛ゆえに」
ほか
日時 | 2019年12月22日(日)17:00開場、17:30開演、21:00終演 |
出演 | 風間左智(ソプラノ)、浅利守宏(フルート)、八百板正己(チェンバロ、オルガン) |
会場 | カーブドッチホール(新潟市西蒲区角田浜1661 カーブドッチ・ワイナリー内 |
料金 | ディナー付き 要ご予約 7,500円 |
ご予約、お問合せ | カーブドッチ・ワイナリー(Tel. 0256-77-2288) |
主催 | カーブドッチのオルガンを愛でる会 |
あなたはご存じでしたか?
モーツァルトが子供のころ、まだピアノはほとんど普及していませんでした。彼の家にもピアノは無かったのです。彼は毎日チェンバロを弾いていました。モーツァルトが5歳のときに作ったチェンバロ曲KV1a~1d、8歳のときに作ったフルートソナタKV13。これら瑞々しい作品の数々を、このたびはピアノではなくチェンバロで弾きます。「ああ、確かにこれはチェンバロにふさわしい!」と、あなたの耳で確かめてください。
バッハやモーツァルトの時代には、ソロ歌手もヴィブラートはほとんど使いませんでした。曲の中の「ここぞ」という所のために取っておいたのです。そのかわり、一つ一つの音符の中で強弱の変化をとても多用して、メロディーのどこを切り取っても美しい曲線美に満ち溢れていました。風間左智さんは、そのような「古楽唱法」の新潟における第一人者です。彼女が歌うバッハやヘンデルは、まるで300年前のヨーロッパ宮廷からそのまま届けられたかのようです。「ああ、昔の歌は確かにこう歌われるべきなんだ!」と、あなたの耳で確かめてください。
新潟には、130年前にフランスで作られたまま、誰にも吹かれずに保管されてきた幻の木管フルートがあります。現代のフルートとちがって、名手でなければまともに音をコントロールできない難しい楽器です。新潟をはじめ国際的に活躍する浅利守宏さんは、世界に一つとも言われるその幻のフルートを巧みに操って、変幻自在な音の万華鏡を聴かせてくれます。「ああ、フルートとは本当はこんなに表現力豊かな楽器だったんだ!」と、あなたの耳で確かめてください。
プロフィール
風間左智(かざまさち ソプラノ)
新潟市出身。新潟大学教育学部特別教科(音楽)教員養成課程声楽専攻卒。在学中、松浦良治先生に師事。第23回新潟県音楽コンクール声楽部門優秀賞受賞。
第33回市芸能まつりで「ヘンゼルとグレーテル」のグレーテル役で新潟交響楽団と共演、以来数々のオペラに出演。1990年日ソ友好親善「アムール河大花火フェスティバル」に日本海夕日コンサートの一員として参加。保育園、幼稚園、小中学校、ウエディングでの演奏やCM(仏壇墓石の福宝、川崎商会、きんぱちの湯など)の他、多数のバロックの演奏会に出演。2017年「第9回千の風音楽祭」で千の風賞受賞。現在音楽教室主宰。及びヤマハわたじん楽器歌謡学院講師。新潟市西区在住。
浅利守宏(あさりもりひろ フルート)
新潟市出身。国立音楽大学卒業後、世界的フルート奏者ウイリアム・ベネット氏に認められアジアツアーで共演の後、英国王立音楽院に留学。卒業時、イギリス国家演奏家資格取得と同時に1st Class Honours and Distinctionを受ける。イギリスでは、BBCウェールズ交響楽団、イギリス室内管弦楽団、スロバキア国立管弦楽団と共演。セント・マーティン・イン・ザ・フィールズでも度々演奏し、ウイリアム・ベネットと故クリフォード・ベンソン氏のマスタークラス助手を務める。帰国後、香港フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、新潟交響楽団と共演。リサイタルを東京文化会館小ホール、津田ホール、オペラ・シティ・リサイタル・ホールで開催。カザルス・ホールでの演奏はライブ録音され、CDをリリース。
香港フィルでの客員奏者を経て、現在東京国際大学非常勤講師、立川国際中等教育学校講師を務め、後進の指導にも力を注いでいる。2019年7月、シンガポールフルート協会主催シンガポール・フルート・コンベンションに招聘され、演奏会・マスタークラス・コンクール審査員を務める。フルートアンサンブル・デュレーヴ、新潟木管五重奏団主宰。
八百板正己(やおいたまさみ チェンバロ、オルガン)
長岡市生まれ。横浜国立大学大学院工学研究科修了。チェンバロを岡田龍之介、渡邊順生の両氏に、指揮法を樋本英一氏に師事。第15回、第19回、第21回古楽コンクール(チェンバロ部門)ファイナリスト。県内を中心に近県などでも活発に演奏活動を展開。見附市にチェンバロ専用スタジオを構え、県内各地でチェンバロ教室を主宰する。新潟バッハ管弦楽団&合唱団音楽監督。日本チェンバロ協会会員。新潟大学教育学部非常勤講師。2018年に書籍「超効率バッハ練習法~プロのチェンバロ奏者からピアノ愛好家への贈り物」を出版。三条市在住。