新発売のビデオ教材のサンプル映像です。準備ができたものから随時掲載していきます。
データのアップロード先であるYouTubeに作成した私のチャンネルからでもご覧いただけます。
インヴェンション 第1番 ハ長調 BWV772
サンプル1:バッハのインヴェンション第1番のテンポは?その根拠は?
ピアノ教室で子供さんがある程度上達すると取り組むことになる、バッハのインヴェンション第1番ハ長調。
どのくらいのテンポで弾くのがいいのでしょうか?
また、その根拠は何でしょうか?
その根拠に基づくとすると、冒頭の主題の16分音符の連続を、どう弾けばそれらしい雰囲気を表現できるのでしょうか?
サンプル2:バッハのインヴェンション第1番にある休符をなぜ守れないのか?
この曲をレッスンに持っていらっしゃる生徒さんのほとんどが、この休符のところで前の音を伸ばしたままにするのです。
その隠れた心理とは何でしょうか?
この休符に託されたバッハの意図は何でしょうか?
サンプル3:バッハのインヴェンション第1番で唯一両手とも16分音符の部分の意図は?
曲が3分の2ほど進んだところで、ここだけ両手とも16分音符になって弾きにくいです。
この部分でバッハがこんなことをした美意識とは何でしょうか?
難しいところはよく練習してスラスラと弾ければそれでいいのでしょうか?
ここにしか出てこない変な音程の跳躍には、どんな意味が込められているのでしょうか?
サンプル4:バッハのインヴェンション第1番で両手を「対話」させるコツは?その和声的裏付けは?
この曲で最も弾きやすい部分。両手が順番に動くだけですが、安易に弾くと両手の対話になりません。
「対話」ということの意味を演奏に反映させるには、どうすればいいでしょうか?
サンプル5:バッハのインヴェンション第1番をバロック風に終わるには?
バッハの自筆譜にはどの曲にも「だんだん遅く」を意味する記号「rit.」がいっさい書いてありません。
その理由は何でしょうか?
実際の演奏では、曲の最後は遅くしないのでしょうか?
曲の最後をバロック音楽風に終わるにはどうすればいいのでしょうか?
平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲 ハ長調 BWV846/1
サンプル6:平均律第1巻のハ長調前奏曲のリズムは楽譜通りでいいの?
グノー作曲の「アヴェ・マリア」の伴奏にも使われて有名なバッハの前奏曲ハ長調。
楽譜通りのリズムできっちり弾いていいのでしょうか?
半分くらいの長さしかない初稿に立ち返って考察します。
サンプル7:平均律第1巻のハ長調前奏曲~和音の意味を濃厚に演奏に反映すると?
曲の始めから終わりまで全く同じ形が続きますが、バッハが意図した和音の意味を濃厚に演奏に反映すると、じつに変化に富んだ曲だったと分かります。
サンプル8:平均律第1巻のハ長調前奏曲~ここが全然さわやかでないのは意図的?
曲が3分の2ほど進んだところで、いけない音程と汚い不協和音が集中します。しかもここだけが2小節のまとまりから外れています。
サンプル9:フーガの主題を合唱で歌っているように弾くには?
合唱風のフーガの主題は、あたかも合唱で歌っているように、長い音符のメッサ・ディ・ヴォーチェをイメージさせる装飾音や、跳躍でのブレスなど、さまざまな工夫を凝らして弾きます。
サンプル10:フーガ演奏の醍醐味~アーティキュレーションを駆使した声部の弾き分け
合唱のフーガを模倣して、同じ8分音符の連続でも、ある声部は一つ一つの音で歌詞をしゃべるように区切り、別の声部は一つの母音でレガートにつなげたりします。
サンプル11:たった5小節の間に主題が8回登場!~驚くべきバッハの作曲技法
フーガが最も盛り上がるこの部分はストレッタ(主題の途中で別の声部が主題を重ねる作曲技法)の嵐。1拍遅れの5度、2拍遅れの8度、3拍遅れの3度、2拍遅れの7度、2拍遅れの5度と、この主題がもつすべての可能性がこの5小節に凝縮されています。