もう梅の花が

記録的な暖冬で、私の周りでももう梅の花が咲いています。あなたのところではいかがですか?

雪国の春は遅いのです。昨年のブログを読み返してみたら、3月29日の投稿で「梅の花が盛りですね」と書いていました。でも今年はまだ3月上旬なのに、もう咲いているんですから。この調子だと桜の開花も早いんでしょうね。

三条市内の自宅から見附市内のスタジオまで、梅の木がたくさんある山沿いの細い道を選んで通勤しています。特に晴れた朝などは、いちいち止まって眺めたいのを、ぐっとこらえて通過します。誘惑に任せていては、スタジオに着くのが昼になってしまいますからね。

毎年同じように繰り返されることでも、年によってずいぶん様子が違うものです。

 

自分の音楽活動についても、今年はずいぶん様子が違います。

例年だと、雪国の遅い春の訪れとともに演奏会シーズンに突入します。冬の間は雪のためにお客様が外出したがらないので、演奏活動がほぼ止まってしまうのです。

じつは今年、今までにないスタイルのコンサートシリーズを春から新潟市内で積極果敢に仕掛けて行こうというアイデアを温めていたのです。それが、忙しさにかまけて会場手配に手間取っているうちに新型コロナウイルスでそれどころではなくなりました。3月下旬に頂いていた仕事の依頼もキャンセルになりました。4月、5月、7月に頂いている演奏の仕事はどうなるんだろう? 秋以降はどうなるんだろう? 来年は?

全く先が見通せないのですが、救いといえば、私が演奏活動だけに頼ってはいなかったことです。演奏活動だけで生活できるほどの優秀な音楽家たちがそれゆえに私より大きなダメージを受けているとは、何とも複雑な心境です。

音楽は、やっぱり人と人が同じ空間を共有して心を通わせる生演奏に勝るものはないという信念は変わりません。それでも、こんな状況でも、こんな状況が長く続いても、こんな状況が何度も何度も繰り返されるような恐ろしい世の中になってしまったとしても、私にしかできない事がきっとあるでしょう。

世界的なウイルスの脅威でみんなの気持ちがふさぎこんでいる今、生演奏でなくても何とか明るい気持ちをお届けする方法がきっとあるでしょう。

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もう梅の花が” に対して1件のコメントがあります。

  1. 小西英樹 より:

    コロナの影響で多くの人の仕事が立ち行かない状況となっています。幸い、サラリーマンである自分は、今のところそれほど影響はありませんが、自営業の方のダメージは計り知れないものだと思います。ただ今の状況が長引けば、最悪、企業の倒産による解雇もあり得ることでしょう。
    只、こう言う時だからこそ、音楽、芸術、劇等の鑑賞は人間にとって大切な精神活動で、そうした機会が損なわれることは、益々、縮小均衡へと進んでしまうことになりかねません。
    政府が言う「大規模な」レベルでなく、こじんまりとしたコンサートでも開催できるよう、ホール関係者の理解が得られれば、是非とも音楽活動の再開を期待しています。

    1. 八百板 正己 より:

      応援のコメントをありがとうございます。勇気付けられます。

      もともと私が関わるチェンバロのコンサートは客席数十といったこじんまりとしたものですが、それでも換気の悪い空間に互いに2m以内の距離でお客様が集まって2時間近くを一緒に過ごすというのは、濃厚接触そのものですよね。お客様のうち誰か1人でも無症状感染者だったらおしまいです。
      年単位の長期戦になることも見据えて、今いっしょうけんめい考えているところです。

  2. T.h より:

    「梅が咲いた」と聞くと「うぐいす」という歌が思い浮かびます。林柳波作詞、井上武士作曲のとても易しいです。最初に聞いたのは小学校入学前でしょうか。楽譜をみるともっと音符が多いといいのでは?と思います。あるいは変奏曲があればいいのにと。「さくらさくら」にさくら変奏曲があるように。

    1. 八百板 正己 より:

      コメントありがとうございます。日本の歌については私よりもずっと多くの知識をお持ちですね!
      歌というのは、誰が歌うのかによって作られ方が異なります。みんなに歌ってもらいたいと思えば思うほど、歌いやすいように音符は少なくなると思います。

      1. T.h より:

         音符が少ないと確かに誰でも歌いやすいですね。
        私の知識もそれと共通しています。ほんの少しだけ知りたがり屋なのです。
         
         1)「さくらさくら」の原曲は近世筝曲で明治21年10月発行の筝曲集に載っている。
         2)筝曲の「さくら変奏曲」は宮城道雄29歳の作曲。その後フランスのヴァイオリニストと共演し有名になった。
         3)「幻想曲さくらさくら」は平井康三郎作曲。

        とか、それから1968年12月発売のレコードで沢井忠夫演奏の「箏・セバスチャン・バッハ」がありました。
         
        バッハは梅や桜の花は見たことがあったのかな?
        先生の梅の写真はバッハの細かい音符の並びを思い起こさせました。
        今まで梅の花は花びらだけ見ていてめしべ・おしべの花の命に関係の部分は見ていなかったように思います。今年はもう少ししっかり見ていきたいと思います。

        1. 八百板 正己 より:

          梅は西洋にはないそうです(杏はありますが)。桜はサクランボを取るために栽培されていますが、花を観賞する文化は無いようです。なので、バッハが桜の花を見たことがあったとしても、特に何も思わなかったのではないでしょうか?

          1. T.h より:

            そうですね。

            バッハは音楽と神様と家族のことだけが頭の中に占めていたのではと思っています。

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