初経験!5度も高い音

ふつうは「ミ」くらいなのに、こいつときたら5度も高い「シ」の音で鳴くなんて!

音楽の話題を期待された方にはごめんなさい。今日は蚊の話です。

ここ新潟県で普通に「蚊」といえば、茶色っぽくて大きめの「アカイエカ(赤家蚊)」という種類です。動きが鈍くて、飛んでいる時でもパチンとたたいてつぶせる率が高いですね。

それがここ数年、関東などもっと南の方に多い黒っぽくて小さめの「ヒトスジシマカ(一筋縞蚊)」が増えてきた気がするんです。これも地球温暖化の影響なのでしょうか。こちらは動きがすばしこく、飛んでいるところをつぶすのは私は諦めています。腕を差し出して、止まらせて、2秒数えたところでパチンとやります。2秒待つのは、腕に止まった直後だとこちらの気配を察してすぐ飛び去ってしまうからです。それ以上待つと蟻酸をしっかり注入されてしまいます。

それがつい最近のこと、私のお城「見附チェンバロスタジオ」で書き物をしていたら、すごく高い音で「プーン」と頭の周りを飛び回る音がします。5度も高い音なので始めは蚊とは思わないので無視しようとしましたが、しつこくしつこく飛び回って、目の前を通ったときの飛び方は蚊そのものです。

「5度も高い」なんて、絶対音感の自慢をしようというつもりはありません。確かに「ミ」とか「シ」とかを言い当てられる人は少ないでしょうけれど、どなたでもこの音を聞けば明らかに高いというのは分かりますよ。

「なんだ、見たこと無い新手の蚊か」と思って、仕事の邪魔になるので退治しようと腕を差し出します。でも、止まってくれないのです。腕の周りを30秒くらい飛び続けて、それでも止まらないのです。飛び方も他の蚊に比べると曲芸です。30cm立方ほどの狭い範囲を複雑にクルクルと飛び回り、とてもじゃないですけれど私にはつかまえられません。

結局3分くらい格闘してようやくつぶせました。見ると、色は黒。でも縞はありません。姿は蚊ですが体は一回り小さかったです。

この蚊、何という名前なのか、これを書きながら今インターネットで調べますがよく分かりません。あんまり埒が明かないので、「あれは本当に人を刺す蚊だったんだろうか?」との疑問も湧いてきました。今度やってきたら、試しに刺されてみようかな。

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初経験!5度も高い音” に対して7件のコメントがあります。

  1. 家合映子 より:

    実は今週日曜日、お世話になっている教会の夕礼拝での説教中、急に私の耳元で、ぷーんと大きく、蚊の飛ぶ音が聞こえて、とっさにパチンっと叩き(空振りでしたが)ました。素知らぬふりをしてまた静かに説教を聴き始めると、また蚊の音ー刺されるのが嫌だったので2,3回パチンパチンと叩き、しとめました。説教をしてくださっている先生には申し訳ないと思いました・・。あとで聞くと、主人もそれを後ろから見ていたし、教会スタッフの方とも礼拝後、蚊の話になったので・・。でも教会の礼拝堂で蚊がいるのも、あんな大きな蚊の音を聴いたのも、初めてのことでした。今回のお話で、今週のそのミニ事件を思い出しました。確かに蚊の飛ぶ音には、はっきりと特徴がありますよね。蚊だ!とわかる。ドレミでは分かりませんが。ちなみに私の実家は兵庫の瀬戸内海側です。主人はいつも、そちらの蚊は嫌だ、と言っています。小さくて、すばしっこくって、音もなく近寄ってくる、というのです。本当に嫌みたいです。それからもうひとつー新潟の我が家でも蚊によく似た虫を見つけて、これは蚊、なのか、それともそうではないのか、と迷うことが度々あります。

    1. 八百板 正己 より:

      楽しいエピソードをありがとうございます。光景が目に浮かぶようです。

  2. T.h より:

    家合さんへ

    畠山といいます。兵庫県出身でいらっしゃるのですね。
    私の親戚が明石に住んでいて毎年春になると「いかなご」を送ってくれます。
    大好きだった叔父は神崎郡というところにおりました。そんな関係で何度か姫路や
    神戸方面に遊びに行っておりましたので兵庫県は身近に感じていました。
    また姫路にお住まいの方にも大変お世話になりました。
    新潟でご活躍の家合さんがそちらの出身でいらっしゃるのを知って嬉しくなりました。
    どうぞお体に気をつけられてこれからもご活躍ください。

    1. 家合映子 より:

      畠山さんへ

      ありがとうございます。とても懐かしく、嬉しく、心がなごみました。
      「いかなご」は私の母が毎年、その季節になると毎日のように炊いて、親戚や知り合い中に送っています。
      母は、それが本当に楽しみのようです。明石、神崎郡、神戸、姫路・・、どれもこれも私にとっては懐かしく、私の故郷です。またいつか一緒にお話させて頂けますでしょうか?暖かいお言葉、本当にありがとうございました。

      1. 八百板 正己 より:

        ローカルな話題で盛り上がって楽しそうですね。
        気になる「いかなご」を検索しましたら、東日本でいう「こうなご(小女子)の佃煮」とありました。これなら私も好物です。

  3. T.h より:

    2002年 続バッハへの旅というツアーに参加した時、一緒になった方の中に姫路にお住まいの方がおられて「どうしても姫路城の桜を見せたい」といわれて2003年4月に行ってきました。雨の中でしたが桜と城を案内していただきました。

    先生もコメントを書いて下さったので、もしかしたらバッハもこのブログを見ておられるのかな?とちょっと思ってしまいました。

    私は音楽はやはり苦手なのですが、よろしくお願いいたします。

    1. 八百板 正己 より:

      ありがとうございます。
      音楽は苦手かどうかより、好きかどうかです!

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