睡眠時間と練習の効果

どうもおかしかったんですよね。週末のコンサートに向けて、練習すればするほど、前の日よりも下手になっていくんですから。「こういうときは焦っちゃいけない」と気を引き締めて、テンポを落として短い部分の反復練習に立ち返りますが、そういう丁寧な練習にすればするほど時間がかかって、連日帰宅が深夜にずれ込んでいました。

体調もおかしくなっていって、ちょっと風邪っぽくなって、でもコンサートで「弾けません」というわけにはいきませんから、どうしても練習してしまいます。

で、ついに豪快な朝寝を敢行しました。眠いけど頑張って、妻と協力して娘を学校に送り出した後、私はそのまま朝ご飯も食べずに再度布団に直行。ちょっと一眠りのつもりが、気がついたら昼の1時でした。

コンサート前の大切な時間を無駄にしてしまいましたが、練習を始めてびっくり! 上手に弾けます。それだけでなく、演奏のアイデアが次々に湧いてきます。一つ一つの曲の練習が短時間で片付きます。

「急がば回れ」ってこういう事なんですね。

この経験で一つ、少し前に読んだ脳機能についての話を思い出しました。毎日6時間睡眠を続けていると(これは平均的な成人が必要とする睡眠時間である7~8時間より少し少ないだけですが)、一週間後の脳の働きは徹夜明けの朝と同じくらい低下するというのです。問題は、6時間睡眠を一週間続けても、本人には寝不足だという自覚がないんだそうです。

私のもこれだったのかな? 練習すればするほど前の日よりも下手になるというのは。徹夜明けと同じ脳機能では、練習効果が上がらなくて当然ですね。「知的に練習する」ためには、まだまだ知るべきことがたくさんあります。

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睡眠時間と練習の効果” に対して1件のコメントがあります。

  1. 押見朋子 より:

    大中恩先生の曲だったかに
    「安眠が~一番の~お薬で~す!」
    という曲があります。
    まさにそれでしたね。

    1. 八百板 正己 より:

      コメントありがとうございます。
      若いときは私はこういう事に鈍感でした。根性で押し通せば何とかなると。でも、無理がきかなくなって睡眠を大切にしたら良い演奏ができるようになるんですから、かえってよかったのかと思います。

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